尽くすのは愛情表現の一つだけれど……

愛する相手に尽くすのは愛情表現の一つ。しかし尽くし過ぎてしまう場合、心の問題が関与している場合があります
愛情は人間を人間とならしめるものと言えるでしょう。自分の家族、友人、仕事や趣味、所属する組織、生まれ育った故郷など、さまざまなものが愛情が向けられる対象になり、自分のアイデンティティとなります。とりわけ、人を愛する事はその人の心の拠り所になったり、生きる喜びをもたらします。

相手へ愛情を感じている時は、その人の顔を見たり、声を聞いただけで自然に気分が良くなるものですし、相手へ愛情を伝えたくもなります。

笑顔を向けたり、キスしたり、もっと奮発してご馳走を食べに連れていってあげたり、プレゼントをしたり……。自分のことを二の次にして、まず相手を優先する、いわゆる、相手へ尽くす人も少なくありません。

職場で愛妻弁当を広げておいしそうに食べている人を見ると、幸せ一杯の雰囲気が伝わってきますよね。まして、自分が困っている時に好きな相手に尽くしてもらったら、大変嬉しいものです。病気で寝込んでしまった時、親身に看病してくれる場合と、つれない場合とでは、2人の関係の将来も違ってくるかもしれません。

尽くす事はもちろんいけない事ではありませんが、尽くしているにも関わらず、相手の気持ちが自分から離れてしまう時には心の問題が関わっている場合もあります。

今回は、尽くしたい気持ちに潜む心の問題を述べたいと思います。

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