強迫神経症・不安神経症・パニック障害/強迫神経症・不安神経症

尽くしたい気持ちが強迫観念になるとき(4ページ目)

尽くすのも愛情表現の一つ。好きになった相手に尽くして何がいけないのでしょう? しかし、これが強迫観念になりうる事は案外見落としがちです。相手に尽くすことに潜む心の問題を説明します。

中嶋 泰憲

執筆者:中嶋 泰憲

医師 / メンタルヘルスガイド

ほどほどに相手の悪口を言うのも有効?

例えば友人同士で一緒に過ごすとき、自分のパートナーの悪口を言ったり、聞かされる事は結構あると思います。相手の悪口を言っているのに、傍から見れば、仲の良いカップルだったりします。

尽くすことの対極にあるようなお話ですが、メンタルヘルス的には、本人の前で言えないような悪口を言う事はおすすめです。

悪口を言う事によって気持ちを発散できますし、お互いに言葉を交わしているうちに、パートナーとの関係に新しい見方が加わるかもしれません。もっとも、悪口を言う事は相手のネガティブな面を強調している事にもなりますが、相手の良い面ばかり見ている時には、悪い面も見てバランスを取る事も大切なのです。

もしも、相手に必要以上に尽くし過ぎていると気付いている時は、なぜ、自分がそうなっているのかに思いを巡らし、心の問題の可能性も考えて見ましょう。

相手に尽くしたい気持ちが強迫観念化している時は、心の問題は深刻になっています。「尽くさないと浮気される」といったネガティブな思考が心に根付いていたり、強い不安や不安定な気分、気分の落ち込みなどの為に、認知の歪みを矯正する為の心理療法、不安、気分の落ち込みに対処する為の薬物療法などが望ましい可能性があります。

どんなに尽くしても心に痛みを感じていたり、恋愛関係が最初はうまくいっても、半年から一年で相手は去ってしまう事が続くような場合、カウンセリングを受けたり、精神科や神経科で相談する事も考慮してみましょう。


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