自律神経失調症/自律神経失調症・OD・本態性振戦

よく聞く「自律神経失調症」って何?(2ページ目)

私達の基礎的な生命活動を支えている「自律神経」。自律神経に不調が生じると、体に様々な不調が出やすくなると同時に、心の病気のリスクも高くなります。役割と症状について、ご紹介しましょう。

中嶋 泰憲

中嶋 泰憲

メンタルヘルス ガイド

精神科医

慶応大学医学部卒業後、カリフォルニア大学バークレー校などに留学。留学先でのカルチャーショックから、自身も精神的な辛さを感じたことを機に、現代人のメンタルヘルスの重要性を悟りました。精神病院の現場から、みなさまの毎日の心の健康管理にお役に立てるよう、メンタルヘルスに関する情報発信を行っていきます。

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交感神経と副交感神経の役割

次に、交感神経、副交感神経の役割の一部を列挙してみます。

■交感神経の役割
  • 心拍数の増加
  • 血圧上昇
  • 瞳孔の散大
  • 骨格筋への血流の増加
  • 腸管のぜん動の抑制

    ■副交感神経の役割
  • 心拍数の減少
  • 血圧低下
  • 瞳孔の縮小
  • 内臓への血流の増加
  • 腸管のぜん動の促進


  • 自律神経の調子が悪くなり、交感神経、副交感神経のバランスが崩れると、心身に様々な不調が生じてきます。

    交感神経の活動が過剰になると、体のアクセルが踏みっぱなしの状態になってしまいます。もし副交感神経の活動が過剰になると、体のブレーキが踏みっぱなしの状態になってしまいます。ひどくなると「自律神経失調症」の可能性も出てくるのです。

    >> 最後に、自律神経のバランスの崩れる、自律神経失調症について述べます >>
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