歩行補助や転倒防止に役立つ杖

歩く力を失わないためにも、歩行補助杖の利用は有効です

歩く力を失わないためにも、歩行補助杖を利用して歩く習慣をつけることは大切

立ったり歩いたりするときのバランスが悪くなり筋力が弱くなってくると、外出するのが不安になるもの。自宅に引きこもり気味になると、ますます足腰が弱くなり、歩く筋力そのものがなくなってしまうことにもなりかねません。

歩行補助杖を使うと歩く際に身体のバランスをとったり、信号待ちなどの際に体重を支えることができるので安全性が高まります。身体の状況に合った杖を選び、なるべく歩く機会を多く持つように心がけましょう。
 

歩行補助杖の種類は大きく4種類

歩行補助杖の主な種類は次の通り。

ステッキ(一本杖)
「一本杖」とも言われる最もオーソドックスな杖。伸縮するタイプや折りたためるタイプなど、さまざまな種類があります。

四点杖(多点杖)
ステッキと比べて着地面積が広く安定性が良いのが特長。ただ、地面が凸凹したところではかえって不安定になるので、基本的には屋内での使用に留めましょう。「多点杖」と呼ばれることも。

ロフストランドクラッチ
腕輪に腕を通して固定し、他の杖と同様の握りに加えて腕輪でも体重を支えるタイプ。2点で杖を持つことができるので、握力が弱い方や手首に力が入りにくい方に適しています。

松葉づえ
歩く際に腕の力が必要になりますが、 片足に体重がかけられない方などに適しています。

移動をサポートする介護用品は、要介護者の歩く力に合ったものを選ぶのが基本。杖の使用ではやはり不安があるという方は、シルバーカーや歩行器、ほとんど歩けない方は車いすを利用することも有効です。

シルバーカー、歩行器、車いすの選び方については、別ページで詳しく説明しています。「シルバーカー・歩行器の選び方」「車いすの選び方」をご覧ください。
 

身体に合った杖の選び方

杖を選ぶときには正しい姿勢での歩行をサポートして転倒を防ぐためにも、適当な長さのものを選ぶことが重要。

ステッキや四点杖は、「立った状態で手を下げたときの手首から床までの長さ」のものが目安。屋外で使うステッキは靴を履いた状態、屋内で使う四点杖は靴を脱いだ状態で測りましょう。

ロフストランドクラッチは、足の小指の外側15cmのところに杖をつき、肘を軽く曲げた状態で腕輪に前腕をに入れて、肘の関節が約30度ほど曲がった感じになる長さが目安です。

松葉杖は利用される方の身長から40cmを引いた長さが目安となります。

それぞれ杖の長さを細かく調節できるタイプにすれば、実際に使いながら微調整できるので便利です。
 

介護保険を賢く使おう

歩行補助杖は、介護保険の「福祉用具貸与」の対象となっています。要支援1以上の方は1割負担でレンタルできるので、地域包括支援センターや担当のケアマネージャーに相談しましょう。

ただし最もポピュラーなステッキについては「福祉用具貸与」の対象となっておらず、利用したい場合は100%自己負担で購入することになります。材質やデザインなどによって3,000円から3万円ぐらいまで、多種多様なものが売られているので、お好みに合わせて選びましょう。



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