食器とハイヒールを忘れてオプション選定ミス
ハイヒールを履いているために、目線や動線が違ってしまうことがあるのです。 |
そしてリフォーム業者との打ち合わせの席上で、Dさんはキッチンに対する熱い思いを説明しているうちに、業者が提案してくれた食器洗い乾燥機や昇降ユニットなどのオプションにも興味が湧いてきて、結局それらのオプションが全て搭載されたタイプでリフォームすることに決めました。
リフォームが終わり、美しいキッチンに感激していたのですが、しばらく使っているといくつかの問題点に気付きました。お気に入りの食器が大きすぎて食器洗い乾燥機に入らないのです。また、吊戸棚や昇降ユニットが若干高くてやや使いにくいのです。
Dさんはショールームで良く商品を見てきたつもりでしたが、食器洗い乾燥機の仕様確認を怠っていたことに加え、ハイヒールの靴を履いていることをすっかり忘れていて、やや高い位置に設置されている吊戸棚が便利に思えてしまったのでした。せっかくのオプションでしたが、今ではあまり使っていないそうです。
目線・動線、使い勝手を我が家に置き換えて考える
冗談のように思うかもしれませんが、キッチンにこだわりのある方にありがちの失敗談です。リフォームすることが嬉しくて、ついついはしゃいでしまい、あまり使わないオプションをつけてしまったり、勢いで工事契約してしまったりということもあるのです。冷静さを持ち合わせていれば、無駄な費用は防げるのです。ショールームに行くときは、あらかじめ普段の格好に近い服装にしておくのも工夫の一つです。【教訓】
・設備品などのオプションはできるだけショールームなどで体感し、使用頻度と予算を検討する。
・ショールームと我が家では、目線や動線が異なるということを考慮する。
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