30~40年目以降も正しいリフォームでまだまだ現役
適切なリフォーム計画には、家族全員が仲良く、そして長く暮らすためのヒントが詰まっています。 |
ライフスタイルの変化をきっかけとするリフォームに合わせて、定期的なメンテナンス、および構造部の劣化を補修するリフォームを組み合わせることで、住まいは十分長持ちするのです。
築40年ともなってくると、家計主も仕事を引退し、第二の生活が待っているでしょう。家の中で過ごす時間も増えてくるので、自分の趣味や興味に合わせた、こだわり空間を作るといったリフォームの予算も計画しておきましょう。
【30~40年目のリフォーム概算予算】 275万~800万円以上
・点検および補修 5万~40万円
・防蟻処理 15万~30万円×2回(35年後、40年後)
・塗装(屋根、外壁)および防水処理 100万~150万円
(屋根材、外壁材の状況によっては葺き替え、取り替えで200万~500万円程度かかる場合もあり)
・ライフスタイルに合わせたリフォーム 20万~200万円
・給湯器(給湯配管含む)の交換 20万~50万円
・水回り設備の交換 100万~300万円
※標準的な戸建て住宅(床面積60~100m²)を想定。
新居取得時からリフォーム計画はスタートする
住宅ローンを利用する人の多くは、支払い期間を35年とすることが多いように、本来住宅は35年以上持たすことを前提としています。しかし支払い計画がギリギリであったため、リフォームにまわすことが出来ず、新たな住まいを求め、住宅ローンを組み直す例も少なくありません。今回ご紹介した予算金額はあくまで目安です。しっかりとしたメンテナンスを実施されていれば、リフォームのタイミングを若干遅らせることもできるでしょうし、費用も抑えることができるでしょう。しかし、いずれにしても住まいを維持するため、グレードアップさせるための貯金は、新居を取得した時から始まっているのだ、ということを肝に銘じて、愛着ある快適な我が家を大切にしていきましょう。