インフルエンザの予防法は2種類

インフルエンザは、感染した人の咳やクシャミに含まれるウイルスを吸い込んで感染する「飛沫感染」でうつります。

ウイルスが体内に入るのを防ぐためには飛沫中のウイルスを吸い込まないようにする工夫が必要です。もう一つは、飛沫が飛んだ場所を手で触って、その手から間接的にウイルスに感染するのを予防することです。マスクの着用と咳エチケットが重要です。

インフルエンザワクチン接種は予防接種とも呼びますが、このワクチンによる免疫ではウイルスを吸い込んだ場合の発症を予防する効果は期待できません。

新型インフルエンザ対策にも不織布マスク

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不織布マスクが役立ちます!
気道から感染するウイルスの場合はマスクが有効です。麻疹ウイルスのように空気感染するウイルスの場合は、高性能のマスクが必要ですが、インフルエンザウイルスはそこまで感染する可能性は高くありません。

飛沫感染するウイルスには使い捨ての不織布マスクでも、予防効果があります。流行シーズンは外出時や会社内でマスクをするのが効果的です。

新型インフルエンザの場合は、どのような性質かが分からないので、マスクの効果は断言できません。しかし、予想されるのは、インフルエンザと同じ飛沫感染で、気道からうつることが多いと推定されています。まずはマスクで、というのは最も手軽で効果の高い予防法といえます。

インフルエンザワクチンを毎年接種!

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ワクチンには3種類入っています。
ワクチン接種は100%安全とはいえないので現在は同意書をとった上で接種が実施されています。何故毎年受けないといけないのか?という疑問をもたれる人も多いようですが、インフルエンザワクチンは、A型2種類とB型1種類の3種類が入っています。それぞれに突然変異があるために毎年違ったウイルスを使ってワクチンを生産しているからです。

世界保健機構の予想に基づいて流行する時期が異なる北半球と南半球では異なるワクチンが接種されています。ワクチンによる免疫(血中抗体)は上昇に数週間かかります。流行の時期は通常12月から始まるので11月中の接種が推奨されています。ワクチン接種した部位を接種直後に強く揉むとワクチン液が漏れてしまうので強く揉まないようにしましょう。接種したワクチンが有効かどうかの判定はその年の流行が終わらないとできません。


集団感染の予防に咳エチケット

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ティッシュペーパーはウイルスだらけ!
ウイルス保有者の意識も大切です。咳エチケットに含まれますが、鼻をかんだ場合や咳をした時の、ティッシュペーパーの処理と手洗いが重要です。ウイルス保有者か分からない場合も、各自がティッシュペーパーを直接に捨てずに、ビニール袋に包んで捨てるようにしましょう。鼻をかんだ場合や咳をした場合、手にウイルスが付着している可能性が高いです。状況によりますが、あちこち触る前に手洗いして手に付着したウイルスを洗い流して、集団感染を予防するようにしましょう。

インフルエンザの治療薬は予防に使えます。

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インフルエンザの治療薬で予防
抗ウイルス剤のタミフルとリレンザは、予防にも使用可能です。タミフルの場合は、一日一錠で予防効果があるとされています。今年になって、タミフルの有効期限が5年から7年に伸びました。国や自治体単位で備蓄に対する追加の財政的な負担が軽くなります。

最後にインフルエンザにかかってしまったときの診断・治療法について。
⇒ インフルエンザの診断・治療法 >>
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