15分で作れる糖尿病向け朝食を紹介します。忙しくて朝から調理をする時間があまりないけれど、15分ならどうにか……という人にお勧めです。15分取れれば少し余裕があるので、全体的な栄養バランスアップにチャレンジしましょう。前回ご紹介した3分で準備できるメニューはこちらをクリック→ 「朝食準備は3分でOK!糖尿病食のコツ」。

~糖尿病の食事療法にあたっての注意事項~
■ 血糖値は炭水化物の摂取量に大きく左右されます(カロリーではありません!)。糖尿病の合併症を予防するためには、全体的な栄養バランスが大切です。

■1食当たりの炭水化物量は45g~最大75gを目安にしています。炭水化物は1日当たりではなく、1食当たりのバランスが大変重要です。また、1日の目安カロリーを1600~2000としています。減量の必要がない人はカロリーを落とす必要はありません。栄養バランス&体重維持を心がけましょう。個人にあった食事療法は担当の栄養士等に相談して下さい。

糖尿病食事療法の基本は「糖尿病食事療法の種類と基本」をご覧ください。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

3分メニューとの違い:
基本的な違いは、15分献立では包丁とコンロを使用していること。たんぱく質、野菜、果物などのバラエティーが豊かになるので全体的な栄養バランスが自然にアップします。3分献立と15分献立をご自分のスケジュールに合わせて組み合わせてみてはいかがでしょうか。ガイドも朝食をしっかり作ろうと思っても、やっぱり朝になると面倒になり簡単に済ませてしまうこともあります。前日に材料を切っておくと、寝起きで料理をする気分でなくても朝食準備をスタートしやすいかもしれません。

★ 朝起きて15分で準備できる献立例 (栄養価付) ★ 
 

和風献立

朝からしっかり食べて元気に!

朝からしっかり食べて元気に!

  • 具沢山みそ汁
  • ごはん(軽く1杯、160g)☆レンジでチン
  • 納豆(1パック)
  • 焼き魚 (ししゃも 2匹)

具沢山みそ汁(1人分):だし汁(200ml)に白菜(50g)、人参(20g)、しめじ(20g)、油揚げ(10g)を加えて火を通す。火が通ったら味噌(大さじ3/4)を加えて出来上がり。野菜は作りやすい分量でOK。焼き魚もお好みで。

【栄養価合計】
炭水化物74g、塩分2.8g、たんぱく質23g、食物繊維6.1g、493カロリー。*炭水化物量は多目の74gです。個人の代謝、体格、服薬の有無などにより、血糖値が随分高くなることもあるので、SMBG(血糖自己測定)で食後血糖値を確認するのもよいでしょう。

【主な炭水化物源】
ごはん(160g)に60g、納豆に5g、具沢山みそ汁に9gの炭水化物が含まれます。


洋風献立

フルーツや野菜の種類はお好みでアレンジを

フルーツや野菜の種類はお好みでアレンジを

  • ロールパンサイズのパン(2個:60g)
  • 野菜炒め
  • 焼きハム(2枚)
  • カットフルーツ (メロン 150g)
  • 牛乳(1杯、200ml)

野菜炒め(1人分):食べやすい大きさに切ったキャベツ(100g)、ピーマン(30g)、人参(25g)をオリーブオイル(大さじ1/2)で炒め、塩少々(小さじ1/6)、胡椒少々で味付けする。お好みで醤油少々を加えてもグッド。野菜は作りやすい分量でOK。

【栄養価合計】
炭水化物63g、食塩2.6g、たんぱく質20g、食物繊維5.1g、537カロリー。
【主な炭水化物源】
ロールパン1個(30g)に15g、カットフルーツ(150g)に15g、牛乳(200ml)に9gの炭水化物が含まれます。

ところで、みなさん何かお気づきになったことはないでしょうか? はい、そうなんです。糖尿病向けの食事は特別食ではなく基本的に普通の食事で、炭水化物を取り過ぎないちょっとヘルシーな食事というのがポイントです。次回は「15分で作る!糖尿病向け簡単弁当」を紹介します。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。