水虫の感染経路は接触感染
水虫は水虫菌(白癬菌)による感染症です。水虫の感染経路は接触感染ですが、他人の水虫に直接触れて感染するのではなく、間接的な接触感染が多いとされています。独り住まいの人よりも同居人がいる場合に感染機会が多い事になります。水回り、特に風呂の脱衣所にある足拭きマットは、一番水虫菌による汚染されやすい日常品です。家族に水虫の人がいる場合は、足拭きマットを別にする事をお薦めします。洗濯が面倒だったり、スペース的に難しい場合は、水虫の人は足拭きマットを使わずに使い捨てのキッチンタオルなどで足を拭きましょう。
水虫になると、皮膚が剥離してはがれます。はがれた皮膚の中にいる水虫菌は、一定時間は感染力を持ちます。ここからの感染を予防するには、部屋の掃除が重要という事になります。剥がれた皮膚を掃除機を用いて、こまめに吸い取るようにしましょう。
盲点なのは、フィットネスクラブやサウナなどの共同で使う場所です。足拭きなどを避けても水虫の人の皮膚が剥離していて、それを踏んでしまって気がつかずにストッキングや靴下を履いて靴を履けば感染してしまう可能性があります。共同で使う施設に行った後は帰宅後の早めのケアが重要です。
女性はストッキングに注意!
女性の足を細く見せてくれますが…… |
水虫の予防法として、履いているものを頻繁に履き替えるという方法があります。現実的に学校や職場ではストッキングを何回も履き替えるのは難しいですね。水虫予防には帰宅してからが勝負となります、
帰宅後のケア方法……足指の間を清潔に!
学校、職場、フィットネスクラブなどから帰宅したら、すぐに足を洗って清潔に保つことが望ましいのですが、いちいち浴室に行くのは現実的ではないかもしれません。最低限の負担でできることとして、帰宅したら、まずストッキングや靴下を脱ぎましょう。水虫が一番できやすいのは足指の間です。まずティッシュペーパーで足指の間を乾燥させましょう。
アルコールを含んだティッシュペーパーや脱脂綿が用意できれば、足指の汗だけでなく、水虫菌の栄養分となる皮脂を拭き取る事ができますので、さらに予防効果が高まります。
一番の予防は裸足!
素足で太陽を浴びるのが一番の予防 |
水虫予防に使えそうな靴の一つが、ワニのマークのクロックスです。足の甲だけでなくて、全面、側面からも通気ができる構造なので、実は非常に通気性に優れています。バックベルトで踵を保持することもできます。流行したのは実用性が高いからと言えそうです。
クロックスは室内履きとしても使用できます。この場合はバックベルトは、外した方が軽くて足の負担が小さくなります。
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