足の水虫は顕微鏡での診断が確実

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顕微鏡で確認します。
足の水虫の場合、特に足の薬指と足の小指の間が痒いと、趾間型の水虫と自己診断しがちです。しかし、違う病気の可能性もありますので、皮膚科を受診して皮膚の白癬(はくせん)菌を顕微鏡で見て、確実に診断をしてもらいましょう。

角化した皮膚を少し削ってアルカリで溶かして、顕微鏡で確認します。「水虫になってしまった……」と自己診断した人の中には市販の薬を使っている人も多いと思いますが、どうも治りが悪いので皮膚科に行くのはよくある事です。この時の注意事項があります。皮膚科に行く前には、数日間水虫薬を塗るのを止めましょう。水虫薬を使っていると水虫菌が顕微鏡で見えなくなってしまい、逆に違う病気が疑われてしまうこともあるからです。

足の水虫の根治には根気が必要!

水虫の治療に使う薬は皮膚の角化層に浸透して、水虫菌(白癬菌)を殺菌する作用があります。薬の効果は数日間でも実感できます。水疱型の水虫では水泡部分がなくなると治った感じがします。

しかし、水虫菌は数日間では全滅しません。皮膚に潜んでいる水虫菌は機会があれば再度、増殖してきます。水虫が治らないと言われるのは、痒みがなくなると薬剤の使用を中止して暫くして再発するからです。皮膚の入れ替わりを考慮すると根治させるためには6週間から12週間の治療が必要です。

水虫治療、実は秋冬が勝負!

「夏になると水虫にかかりやすい」と思っている人が多いようですが、夏になると高温多湿になり、もともと皮膚に生き残っていた白癬(はくせん)菌の繁殖が活発化し、痒さが増してしまうのです。なので、一見「夏になると水虫にかかりやすい」と思い込んでしまうのですね。

一方、秋になると治ったように見えるのは、白癬(はくせん)菌の増殖力が落ちたので痒さが前よりも和らいで、一見治ったように感じる場合があります。

真夏から塗り薬で治療を初めた水虫は、秋から冬になると治ったように思えて、多くの人が治療を中断しがちです。しかし、皮膚に白癬菌が残存している可能性は大です。また秋冬に完全に水虫を治療すれば、翌年の夏に水虫に悩まされる事はなくなりますので、水虫治療は実は秋冬が勝負!です。

爪水虫は別な病気と考えましょう!

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爪が厚くなって変色したら爪水虫かも!
足の爪に水虫菌(白癬菌)が侵入してしまった場合、角化層が厚いため、通常の塗り薬では浸透しません。通常の水虫とは別の病気と考えましょう。爪水虫(爪白癬)の治療方法は、カビ(真菌)に対する薬剤、抗真菌剤の内服が必要となります。内服の抗真菌剤は処方箋が必要な薬剤ですので、薬局では市販されておりません。爪が生え変わる期間は最低でも服薬しなくてはいけません。そのために服薬期間は6ヶ月~1年程度となります。

なお内服薬の一部は肝臓の機能検査のための採血が定期的に必要とされています。

水虫の予防法・再発防止法 >>


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