肩こりや首の筋肉のこわばり、これってもしかすると、少し前の追突事故のせい? そんな心配はありませんか? 肩こりの悪化や頚部の症状、頭痛などが、自動車の追突によるケースがあります。
 

むち打ち経験で後から肩こりに

目だった怪我はなくても後に不快な症状が出ることも

目だった怪我はなくても後に不快な症状が出ることも

頚・頭部がガクンと衝撃を受ける、いわゆる「むち打ち」を経験した人は、頚部に問題を抱えやすく、後々症状に結びつく可能性があるのです。

肩こりや首の重だるさ、頭を動かした時の首の痛みが続くと、そのうち頭痛が生じたり、気持ち悪くなったり、めまいがしてきたりと、不快な症状に見舞われることがあります。

こうした症状が気になり始めた人の中には、きっかけが自動車の追突事故であるケースがあります。軽い追突でその時に、強打もせず外傷が無かったとしても、時間が経ってから頚部に違和感が出て、肩こりを強く感じるようになることもあるのです。

 

こんな症状が出たら要注意!

自動車の追突事故に関わらず、予想外の所での転倒や階段から落ちる、ジェットコースターなどの乗り物に乗ることによっても、不意を打たれたような負荷が頭・頚部にかかり、「むち打ち症」と呼ばれる症状がみられることがあります。その一部が下記の症状です。

■むち打ちの後にこんな症状が!

  • こわばりなど頚部の不快感
  • 肩こりの悪化・首スジの張り感
  • 頭を動かせる範囲が狭くなる
  • 頚部の痛み
  • 肩・腕・指にまで広がる痛み
  • 頭痛(後頭部・前頭部・こめかみ・全体など様々)
  • 頚部・肩・腕・指にピリピリする感覚がある
  • 握力が弱くなったような気がする
  • 目が疲れやすい・めまいがする
  • 吐き気・息切れや動悸がする

数日経過してから、こうした症状が出てくる場合がありますので、体の変化を軽く見過ごさないようにしましょう。また、事故以前から頚部の状態が悪い人は、不安定性が増し、症状を悪化させる可能性もあります。

 

想像以上に首へのダメージ

衝撃を受ける方向により負荷も違います

衝撃を受ける方向により負荷も違います

むち打ち症では頚部を構成する組織を痛めることがあり、重度のものになると、椎間板や靭帯の損傷、剥離骨折、脊髄にまで影響が及びます。

軽度の場合であっても、筋肉を痛めてしまい、前ページのような症状がみられることがあります。

衝撃を受ける方向にもよりますが、頚部・頭部へ急激に折れ曲がるような負荷がかかります。頭部がガクンと前に倒れ、次に過度に後ろへ曲がり…といったものに、加速・減速などの速度が加わるため、そのダメージは想像ができると思います。
 

いろいろな症状がでる理由

むち打ち症では、損傷や筋膜の炎症によって痛みの物質が産生されると、筋肉が異常に硬くなった部分がさらに虚血状態になり、緊張性の頭痛を招くような筋肉の悪い状態を慢性化させてしまう可能性があります。

また、痛んでしまった筋肉の一部分が原因となって、腕に放散する痛みを出したり、神経根が刺激されることで、力の入りにくさやピリピリした感覚になることもあります。頚部の交感神経が刺激されることでも、目の症状やめまいにもつながり、多様な症状に出やすい状態になるのです。

また、体調の悪さには、むち打ちの際の恐怖感が関わり、症状を複雑化させてしまうケースもあると言われています。

 

不調を感じたら病院へ

首の痛みやしびれなど不調を感じたら病院へ

首の痛みやしびれなど不調を感じたら病院へ

まず、追突事故などの際、特に体に不調はなく、元気だったのに後から首の痛みやこわばり、頭痛、しびれなどを感じたら、早めに病院へ行きましょう。

また、むち打ち症では、後に症状につながる頚椎の機能低下や肋骨に関連した問題が残ったままになることがあるため、病院の検査で問題が無ければ、カイロプラクティックのような代替医療を試されても良いかもしれません。
 

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