歯周病の末期段階の歯
歯の根が完全に骨から見放された状態が歯周病の末期P3
ブヨブヨした腫れと歯の周囲にたくさんのプラークが見られることも
歯周病末期段階の治療
根の半分を抜いて半分は残せることもある
ただし奥歯に関しては、骨の中で上の歯では3根、下の歯では2根の根に分かれているため、P3が1根だけであれば、一つの歯を根の部分で分離して、一部を残すことが出来る場合もあります。
歯周病であごの骨が溶けるわけ?
細菌まみれの歯から骨が避難している!?
P3では歯の根の部分がほとんど細菌に占拠され、実は歯そのものは既に細菌の固まり、体に不必要な有害な異物と判断された状態です。そのために治療は抜歯。抜歯を行ない細菌まみれの異物(歯)が排除されれば、骨はまた周囲の骨の高さまでゆっくり戻ってきます。
良くあるのは、歯の周囲の骨が完全に溶けグラグラなのに、抜歯せずに放置するケースです。これはまるで細菌まみれの異物を骨に無理矢理押し付けているようなもの。体に良いわけありません。歯周病の末期に抜いた歯は、どれもかなり汚れていて2度と口に戻したくないと思うものばかりです。