睡眠/眠気のコントロール法

快適な睡眠に効く7つのポイント(4ページ目)

厚生労働省は、より充実した睡眠のためのガイドラインを発表しています。その中の「快適な睡眠のための7箇条」を実践できれば、体と心の病気の発症や悪化の予防に役立ちます。

坪田 聡

執筆者:坪田 聡

医師 / 睡眠ガイド

午後の眠気をやりすごす

パワーナップ
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人体の睡眠のリズムとして、夜以外に午後2時ころに眠気が生じるのは自然なことです。そのため、仕事の効率を考えると、昼食後の昼寝が勧められています。

日本では、職場や学校での居眠りは良くないことと考えられていますが、南ヨーロッパや熱帯地方では、昼寝が習慣となっているところも多くあります。

長い昼寝や夕方以降の昼寝は夜の睡眠に悪影響を及ぼすことが多いため、午後3時以前に15分くらいの短い昼寝をすることでリフレッシュし、うまく午後の眠気をやり過ごしましょう。

昼寝の直前にカフェインを含む飲み物をとって、椅子などでちょっと眠るのが秘訣です。マナーモードにした携帯電話のアラームを設定して胸ポケットに入れておけば、寝過ごす心配もありません。


睡眠障害は、専門家に相談

睡眠障害
心配なときは、ためらわず専門医を受診しましょう
寝つけない、夜中に目が覚める、早朝に目が覚めてしまう、熟睡感がない、日中の眠気が異常に強いなどの症状はありませんか? 睡眠障害は、体や心の病気の症状として現れていることもあるので、1人で悩まず早めに、睡眠障害の専門医へ相談しましょう。

激しいイビキをかくときは、睡眠時無呼吸症候群などの病気が原因となっていることがあります。足がムズムズして眠れない、歯ぎしりが激しい場合にも、医師や歯科医師に早めに相談することをお勧めします。

うつ病では、早朝に目が覚めたり、寝つけない、熟睡感がないなどの症状を示します。このような睡眠障害を、早いうちに発見し適切に治療することにより、うつ病の悪化を予防し、さらに自殺を予防することにもつながります。
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