スポーツドリンクは、カロリーに注意

一応運動をする時の水分補給もご紹介しておきますと、運動する30分ほど前にも400mlくらいの水分を補給し、運動中は、15~20分おきに、100~200mlぐらいを補給するのがよいと言われています。ただし、これは運動の内容や個人差もありますので目安としてください。

熱中症予防には、運動(労働も含めて)中は、汗と一緒に塩分も失われていることと、カラダに水分の吸収を促すためにも塩分を含んだ飲料等をとることが大切だと、厚生労働省でも推奨しています。

市販の飲料の場合、成分表示の100ml中、ナトリウムの量が40~80mgが、0.1~0.2%の塩分に相当します。日本体育協会のサイトでは、「運動強度と水分補給のめやす」が詳しく紹介されていますので、参考にしてください。

ただ、スポーツドリンクは、激しいスポーツをする選手用に開発されたもので、水分や塩分の他にエネルギー補給を目的として糖質が多いものがあります。その場合は、水で薄めた方がよいのですが、塩分が十分なのかということになります。

熱中症が気になる時には、最近では厚生労働省の推奨するNa濃度を含む「熱中症対策」の飲料水が販売されています。またドラッグストアなどで脱水症状を対象とした「経口補水液」なども売られています。

運動量が少ない場合の水分補給は、普通の水やカフェインなどが少ない麦茶などよいと思います。緑茶やコーヒーは利尿作用がありますので、嗜好品としてはよいですが、水分補給に飲むにはむきません。

塩分や糖分の補給と言っても難しく考えず、おやつの時に、梅干しを食べたり、レモネードなどのドリンクを飲むのもよいでしょう。

また高齢者などは、足腰が弱くなると、トイレにいくのがおっくうになり、トイレに行きたくないので、水分をとりたがらない傾向も見られます。さらに高齢者は、若い人よりものどの乾きを感じにくくなりますから、乾きを感じていなくても、蒸し暑い時などは、水分をとるように声をかけてあげる方がよいでしょう。

冷えすぎにも注意。汗をかく習慣も大切

女性は男性と比べると基礎代謝が低く、あまり冷たい飲みものばかり飲むとカラダが冷えてしまいがちです。夏場は、飲み物だけでなく、食べるものも冷たい麺類やデザートをとりたくなります。オフィスでクーラーが効いている、薄着などから、夏は意外に冷えやすい時期ですから、冷たい飲み物ばかり飲むのは気をつけてください。

もちろん水分補給だけでなく、室内の温度や湿度、風の流れなどに気を配ることも大切ですね。温度・湿度が高い時は、適度にエアコンや、扇風機を活用することも大切です。

ただし、私も若い時に経験があるのですが、エアコンの効いた室内にずっといると、汗腺がひらかなくなり、そんな生活が長く続くと汗をかきにくくなってしまうことがあります。急に暑い屋外に出た時にも汗をかくことができず、熱がカラダにこもってふらふらとめまいがしたことがあります。

高齢者は、運動不足にもなりがちですし、汗をかくことになれないと、気温の感じ方も若い人とでは鈍くなり、発汗機能が正常に働かないようになりますから、暑くなる以前からの適度な運動習慣なども必要です。

「暑い時は汗をかく」ということは、大切なことなんですね。

■参考
「熱中症予防情報サイト」(環境省)

 
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