食と健康/食と健康の基礎知識

第7の栄養素 ファイトケミカルって何?(2ページ目)

近年生活習慣病やアンチエイジングなどに注目されるファイトケミカル。ポリフェノールやリコピン、カテキンなど・・・、種類がたくさんあるので、わかりやすく分類してみました。

ポリフェノールの仲間たち

最もよく知られているポリフェノールは、さらにフラボノイド系と非フラボノイド系に分類されます。

●フラボノイド系
アントシアニン(赤ワイン・ブドウ・ブルーベリー・クランベリー・紫芋)
イソフラボン(大豆)
フラボン(セロリ・パセリ)
フラバノール(茶・リンゴ・ワイン)
フラボノール系(茶・リンゴ・玉ねぎ)
フラバノン系(柑橘類)
●非フラボノイド
カフェー酸誘導体/クロロゲン酸(野菜)
カフェー酸誘導体/ロズマリン酸(シソ・レモンバーム)
リグナン<セサミン・セサモリン・セサミノールの総称>(ゴマ)

淡色野菜に多く含まれている含硫化合物

■含硫化合物
イソチオシアネート系/スルフォラファン(ブロッコリー・キャベツ)
イソチオシアネート系/アリルイソチオシアネート(ワサビ)
システインスルホキシド系<メチルシステインスルホキシド>(ニンニク・ネギ)

植物や魚介類の色素成分 カロテノイド

カロテノイドは、アルコールに溶けないカロテン類と、アルコールに溶けるキサントフィル類に別れています。
■カロテノイド
カロテン/β-カロテン(ブロッコリー・ほうれん草)
カロテン/リコピン(トマト・スイカ)
カロテン/β-クリプトキサンチン(温州ミカン)
キサントフィル類/カプサンチン(赤ピーマン・とうがらし)
キサントフィル類/アスタキサンチン(鮭・イクラ・エビやカニの殻)

その他

■糖関連物質
グルカン(きのこ)
フコイダン(海藻)
ペクチン(リンゴ)

■アミノ酸関連物質
タウリン(いか・たこ・魚介類)
グルタチオン(酵母・レバー)

■香気成分
オイゲノール(バナナ)
リモネン(柑橘類)
ジンゲオール(ショウガ)

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