母親5割は、おやつに栄養を意識していない
母親が子どもに「おやつ(間食)」で摂取させたい栄養成分については、「特に意識していない」が5割弱で最も高く、「おやつ」を大切だと答えた人は2割程度でした。また、9割近くの子どもが、放課後に塾や習い事に通っており、多様化するライフスタイルの中で、子どもたちが夜型の生活となっていたり、家族で食卓を囲む回数が減っていることも、なかなか親が食事管理をしにくい要因ではないかと思います。
都会か地方かに限らず、今の時代は、小学生の高学年から中学生には塾に行くケースが多くなり、、塾で夕食やおやつの時間が遅くなったり、ファーストフードやコンビニで、ついつい自分の好きな物ばかりを撰ぶ傾向にあるのではないでしょうか。
育ち盛りの子どもにとって、間食は大切な食事の一環です。夜型の生活パターンで、しかも遅い時間に食べる間食は、量や栄養価なども考慮したいところです。
なぜ甘いもの、脂肪に、人はひかれるのか?
カラダがエネルギーを消費したときは、エネルギーのもととなる糖質や脂質を含んだものが食べたくなるものです。 |
また甘いもので、脳の中で「ほっとする、心地よい」と感じるホルモンが出ることも知られています。家族で楽しくティータイムを楽しんだりすることは情操教育としても大切なことだと思います。
おやつとして好まれるスナックやチョコレートやケーキなどの甘い洋菓子は、糖質や脂質は多いものが多く、ビタミンやミネラルなどはあまり含まれていません。食べたいだけ食べたり、勉強やゲームばかりで運動不足も重なると、カロリーオーバー、栄養の偏りにつながってしまいます。
絶対に食べてはいけないのではなく、毎日続けるとか、たくさんの量を食べないように、バランスを考えましょう。最近は野菜を生かしたものや、未精製の全粒粉などを使ったスウィーツもありますので、チェックしてみてください。