公園、美術館に近く、
中心地への近さも人気の京王線東府中
駅南側から工事中の東府中駅を見たところ。駅南側の通り沿いには1階に店舗、それ以上がマンションとなった建物が並んでいる
府中駅、分倍河原駅に次ぐ人気駅は京王線、同競馬場線の東府中。府中より一駅東京寄りの同駅では現在駅舎が工事中。京王線では駅舎の橋上化、バリアフリー化を進めており、府中市内では現在、武蔵野台、多磨霊園、東府中で工事が進められているのです。ただし、東府中では駅舎の改良だけでなく、駅ビルの建設も進められており、完成は2012年度の予定です。
東府中駅から甲州街道を渡り、府中の森公園に向かう途中。いきなり風俗営業系の設備が現れて驚かされる
東府中は駅北側に旧甲州街道、甲州街道(国道20号)が走っており、それを渡ると航空自衛隊府中基地(かつての在日米軍基地)、さらに北には府中の森公園、府中の森芸術劇場、府中市美術館などがあり、駅南側には東京競馬場があるという大規模施設の間に挟まれた立地。そのため、住民はもちろん、施設利用者の利用も多い駅です。
東府中駅の線路を挟んで南側、東京競馬場に向かう通りにはアーケードのある商店街が続いている
実際の街の様子を見ていくと、駅の西側に隣接、南北に伸びる通りに沿って店舗が並んでおり、南側にはスーパーなどを中心とする商店が、米軍基地のあった北側には飲食店が多いのが目につくところです。
写真右手、道路沿いに写っているのがドンキホーテ一号店。さほど大きな店舗のようには見えない
また、甲州街道沿いには大規模な家具店やドラッグストア、パソコンショップが並んでおり、買い物事情は他駅に比べ、かなり充実しています。ちなみに現在では全国に店舗がある激安の殿堂ドンキホーテの一号店はここ府中にあり、東府中駅からは歩いて7~8分ほど。今の他店に比べるとさほど規模の大きくない店舗です。
旧甲州街道沿い。バス車中から撮ったので蔵までは撮影できず。ただ、通りの両側の建物の階数はお分かりいただけるだろう
住宅は甲州街道及びその他の通り沿いにマンションがあるものの、一歩入ると小規模な集合住宅、一戸建てなどが中心の住宅街になり、街の雰囲気も一瞬にして変わります。このエリアで印象的なのは旧甲州街道沿いに区画の大きな住宅が点在していること。中には蔵のある、豪農といった趣の住宅もあり、歩いてみるとこの街の歴史の重みが感じられます。
東府中の駅から府中の森公園に向かう途中、甲州街道沿いにあった大きな空き地。角の建物を除いてすべて駐車場になっており、ちょっと不思議な光景だった
住宅価格は府中駅と分倍河原駅の間くらい。府中駅に近く、甲州街道にも近いことから分倍河原駅よりも利便性が高いと評価されている結果でしょう。
続いて
京王線の武蔵野台駅、多磨霊園駅、中河原駅を見て行きます。