地域ネットワークで対応する


もしも徘徊が実際に始まったら、どうすればよいか尋ねてみました。

「いつも身につけている持ち物に、連絡先を書いておいてください。義母には、裏に名前と電話番号を彫ったペンダントをつけさせていました。もともと私のものだったのですが、『あら、それ素敵ね』と言うので、はたと思いつき、細工を施したうえでプレゼントしたんです。靴など、目立つところに大きく書くと嫌がりますから、本人が気にしなくてすむようなものがよいですね」

いざというとき、役立つのが、全国にある徘徊高齢者の「SOSネットワーク」。警察や行政、自治会など地域ぐるみで連携。行方不明になった場合は、保護や捜索に力を貸してくれるシステムです。

「神奈川県寒川町・茅ヶ崎市の『徘徊老人のためのSOSネットワーク』では、いなくなっても身元がすぐわかるよう、事前登録を受け付けています。こうした地域の支援はぜひ利用したいですね」

自分の住む地域で、どんな支援をおこなっているか、役所の高齢福祉課や、社会福祉協議会、在宅支援センターなどに尋ねてみるとよいでしょう。

「徘徊や痴呆は、思い切ってオープンにするのが一番。体裁が悪いからと、隠しているとますます負担が大きくなってしまいます。ご近所や兄弟姉妹に協力をお願いするなど、味方をたくさん増やしておきましょう」と佐藤さん。

そのときになって頼りになるのは、周囲のネットワーク。ひとりで問題を抱え込まないよう、今のうちに、サポートしてくれる人々を探しておくようにするとよいですね。


【編集部おすすめの購入サイト】

楽天市場で介護用品を見る

Amazonで介護用品を見る

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※当サイトにおける医師・医療従事者等による情報の提供は、診断・治療行為ではありません。診断・治療を必要とする方は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。記事内容は執筆者個人の見解によるものであり、全ての方への有効性を保証するものではありません。当サイトで提供する情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、各ガイド、その他当社と契約した情報提供者は一切の責任を負いかねます。
免責事項