介護/床ずれ・褥瘡対策

湿気の強い夏に怖い!床ずれの対策とは?(2ページ目)

高温多湿な日本の夏に怖いのは「床ずれ」。寝たきりの高齢者の介護にとって「床ずれ」との戦いは非常に厳しいものだと思います。私の介護の体験をもとに「床ずれ」対策について解説させていただきます。

執筆者:西川 敦子

「床ずれ」介護に一息
暑い夏だからこそ、一息入れながら介護ができる余裕を持ちましょう

無理のない「床ずれ」対策を!

これらを一人で完璧にこなそうとすれば、介護をしている側が倒れてしまう可能性があります。先ほども書かせていただいたとおり、夏は介護をしている方の体力もかなり消耗します。そこで、できるだけ介護サービスの利用、エアーマットなどの介護用品の活用、親戚・兄弟の力をかりてください。

たとえば訪問入浴を活用

介護サービスでは、たとえば訪問入浴があります。入浴することは、体を清潔に保つことに非常に役立ちます。さらに、訪問入浴では「床ずれ」予防に欠かせない衣服の着脱、おむつ交換、皮膚状態の確認ができるからです。私も訪問入浴のスタッフとしてお宅に訪問させていただく方の中には、「床ずれ」がある方もいらっしゃいます。最初は痛々しい「床ずれ」も、少しずつ皮膚が出来上がって治っていくのをみることも、仕事のやりがいを感じる瞬間の一つです。
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