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【基礎知識】うつ病に効くお薬のまとめ うつ病のお薬リスト(2ページ目)

抗うつ薬は三環系、四環系、SSRI,SNRIの4つのグループが代表的で、新しく開発された薬ほど治療効果が高く、副作用が少なくなっています。

中嶋 泰憲

中嶋 泰憲

メンタルヘルス ガイド

精神科医

慶応大学医学部卒業後、カリフォルニア大学バークレー校などに留学。留学先でのカルチャーショックから、自身も精神的な辛さを感じたことを機に、現代人のメンタルヘルスの重要性を悟りました。精神病院の現場から、みなさまの毎日の心の健康管理にお役に立てるよう、メンタルヘルスに関する情報発信を行っていきます。

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抗うつ薬のまとめ

以下が抗うつ薬の表ですが、一般名と商品名とが異なる事には、ご注意ください。例えば、表の最初のお薬はアモキサピンという名前の三環系のものですが、処方される時はアモキサンという商品名が一般的に使われます。

種類一般名商品名
三環系アモキサピンアモキサン
ノルトリプチリンノリトレン
アミトリプチリントリプタノール
トリミプラミンスルモンチール
イミプラミンイミドール、トフラニール
クロミプラミンアナフラニール
ドスレピンプロチアデン
ロフェプラミンアンプリット
四環系マプロチリンルジオミール
セチプチリンテシプール
ミアンセリンテトラミド
SSRIフルボキサミンデプロメール、ルボックス
パロキセチンパキシル
SNRIミルナシプラントレドミン


ただ、この表を眺めただけでは、ちょっと味気ないかもしれません。でも、いざ、うつになっても効果のあるお薬がたくさんあると思えば心強いのではないでしょうか。ところで、抗うつ薬の発展には目覚しいものがあり、米国ではNaSSAと呼ばれる新しいタイプの抗うつ薬も使用されています。これからも、より良い薬が出てくるのは間違いなく、うつ病の治療には大きな期待ができると思います。


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