厚生労働省のデータとも一致

どんな病気が多いのでしょうか?
どんな病気が多いのでしょうか?
そこでガイドは客観的なデータを求めて厚生労働省の統計を調べてみることにしました。

まず、厚生労働省の発表している病名(疾病別年次推移表)から、患者数5万以上のものを機械的に抽出して病名の整理をしました。さらに、内科に関して多いもの順にまとめるとその病名数は約40に絞ることができたのです。さらに内科医師5人(卒後7年以上)にメールでアンケートし、外来診療でよく見る疾患を無作為で挙げてもらいました。

すると、内科医師5名がそれぞれ挙げた病名数は23~44個、この病名と厚生労働省の病名とはなんと、ほぼ8割から9割の高い一致率だったのです。

さらに、調べてゆくうちに間接的な証拠と考えられる例もありました。独立行政法人国立病院機構は、内科外来の7割は20の症状に集約されるという報告をしています。

そこで、ガイドは

「外来にかかる患者の9割はよくある病気」であり「その病名数は約30」である。

と言い切ってもいいのではないかと考えたわけです。

30の病気を知る意味

もちろん詳細はもっとより多くの調査を行ってデータを得る必要があるともいえますが、ガイドが言いたいのは

「この30の病気が何であるかを知って、その症状と予防法、そして緊急時の対策さえ知っておけば、かなりの確率で安心できる」

ということなのです。

人は、知らないことに関しては大きな不安を抱くものですし、医師が患者さんを前にして落ち着いているのも、「知っている」ということが大きいのです。

「あなた」は世界中探しても一人しかいない貴重な人間ですが、「あなたの病気」はまれな病気ではなく、統計的にありふれた病気である確率が高いのです。

マスコミが取り上げる病気のなかには交通事故より確率の低い病気はざらであり(ちなみに交通事故の死傷者数は年間110万人(平成19年度版「交通安全白書」)、飛行機事故と同じくらいの確率の病気を取り上げることもあるようです。気をつけるのは重要ですが、外を歩くたびに交通事故を心配していたら外を歩けないですよね。そういった情報にむやみに不安にならず、「よくある病気」さえおさえてしまえば、あとは知識として把握して、注意すればよいのではないでしょうか。

じゃあ、その30個の病気って、どんな病気なの?>>