「脈を触れない=心停止」とは限りません!

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脈の確認は大切です!
映画でよくある場面は、人が倒れていると頚に手を当てて脈の有無を確認しています。ここでの誤解は、脈を触れない=心停止と考えることです。脈がないのは、心停止を含めて、ポンプとしての心臓がうまく動かずに血液が拍動していない状態です。ポンプとしての機能が弱まっていても、心臓が止まっているわけではないのです。

心停止から復活? 映画の嘘!

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止まった心臓はAEDでは動きません!
映画で頚動脈を触るのと同様に、よくある誤解を招きやすい場面があります。瀕死の登場人物。画面に電気的に止まった心電図。そばには電気的に心臓を動かす医療機器(除細動器)。除細動器を使うと登場人物が一瞬飛び上がって心電図が動き始める……。これは、嘘。

除細動器は基本的には読んで字の通り、細動という状態の心臓を元に戻す医療機器です。心電図が平坦になった状態の心臓を動かす装置ではありません。止まった心臓にいくら作用させようとしても、全く意味がないのです。

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