インフルエンザを見逃さないよう、子供の体調チェック!
ウイルス感染は、子供たちの触れ合いから流行することが多い? |
体調面では、インフルエンザはおもに38℃以上の高熱、悪寒、関節の節々が痛む、だるいなど、全身に症状があらわれるのに対し、一般のかぜは、鼻水、くしゃみ、のどの痛みなど局部に症状が出る違いがあります。しかし、かぜの症状にみられるような軽いせきや微熱程度であっても油断はできません。「具合が悪い」と訴えるようなら、全身がだるくないか、熱っぽくないか、食欲はあるかなどを聞いてあげましょう。
家族が集まる室内で対策できることは?
家族みんながもっとも長い時間過ごす家の中、室内は密閉された状態にあります。もし、子供がインフルエンザを持ち帰ってきた場合、室内において感染を防ぐにはどうすればよいのでしょうか? まずは、できれば家族みんなでマスクを着用するのが望ましいといえます。インフルエンザは、発症すると3~7日間はウイルスを外に放出し続けているので、お互いにウイルスの吸い込みを防ぐための万全のガード状態をつくりましょう。そして室内では、加湿器などで50~60%の湿度を保つことが大切です。ウイルスは空気が乾燥した状態をいちばん好み、自由に飛び回ります。ウイルスの活動を弱めるには、つねに水分を補給するようにして鼻やのどを湿らせておくことで、のどの粘膜の防御機能が保たれて感染しにくくなります。
今回お話を伺った先生
日比谷医院 院長 深瀬 達先生
日本外科学会専門医。
北里大学医学部卒業。慶應義塾大学医学部外科に勤務し、現在に至る。千代田区医師会理事としても活躍中。日本内科学会、日本消化器内視鏡学会、日本癌学会所属。
【 関連リンク 】
⇒気になるインフルエンザの質問(ここカラダ インフルエンザQ&A)
⇒インフルエンザの基礎から応用まで(All About 子供の健康)