アトピー性皮膚炎/アトピー性皮膚炎の予防法・治療法

アトピーのひとは毎日の生活を見直してみて! アトピーを悪化させないためには

アトピーを悪化させないためにはどうしたらよいのでしょうか?まずは、毎日の生活を見直します!

執筆者:中村 曜子


ひとによって症状がさまざまなアトピーですが、ひどくなる前にそうならないように日常生活の見直しをいたしましょう。

◆食事は・・◆

毎日の食ですが、脂っこいお肉をたくさんとるより、どちらかといえば、野菜や魚などさっぱりのほうがよいでしょう。お肉などの脂肪を多くとりすぎると、いわゆ「悪玉菌」といわれているものが多くなり、身体の中で悪い物質がつくられて、悪影響をおよぼします。もちろん皮膚にもよくありません。野菜などに食生活が傾くと「善玉菌」が多くなり、身体に必要なビタミン類などの栄養素を、反対に作り出してくれます。しかし、そうだからといって、毎日野菜ばかりではなく、バランス良く食することを心がけることをおすすめします。


◆ちりダニ◆

お部屋のお掃除はなるべくこまめにして、ほこりは必ず取り除いている部屋で過ごした方がよいです。ほこりが皮膚のために良いわけがありません。ほこりの中にはちりダニがいて、そのちりダニがアトピーの原因になっていることがあるからです。ちりダニはアルミサッシ、カーペットを多く使っている湿気の多い家によく出るといわれています。昔は木造住宅が多くて、湿気が逃げやすくなっている構造だったので、それほど多くは出なかったようです。そのちりダニが皮膚にくっついたりして、体内に引き込まれてアトピーを引き起こす原因といわれています。

◆入浴で気をつけること◆

お風呂は熱めではなく、人肌にやさしい温度でつかるようにしたほうがよいでしょう。熱いとお風呂から上がったときに皮膚の乾燥が一段とアップしますので、水分保持率の低いアトピー肌には良くはありません。あまりしっかりと洗いすぎて刺激を与えるのも良くありませんので、よく石鹸類を泡立てて、泡でつつみこむように洗ってください。
お風呂から出たら、油分の補給をして スキンケアしましょう。保湿いわゆるスキンケアは大切です。スクワラン、馬油、椿油、その他自然界に存在する油分が身体によいのではないかと思います。スワラン、馬油は皮膚の回復力を高める事も可能です。椿油は、油の中でも皮膚になじみやすいですし、どの油も肌になじんだ後はさらっとしているのが特徴です。しかし、塗りすぎは禁物です。かえって悪化させてしまうことになりかねません。


◆睡眠で皮膚をつくる?◆

皮膚は睡眠中にできると行っても過言ではありませんので、睡眠を十分にとらねばなりません。なるべく快適に睡眠がとれるように寝るときのまわりの状況も、リラックスできるように心がけましょう。


ここでいえることは、日頃から必要な栄養素をバランスよくとり、スキンケアをして、規則正しく生活することがアトピーを悪化させないことにつながるといえます。


★文中でご紹介したリンク
悪玉菌(あるある大事典)
善玉菌(il mondo)
ちりダニ(中谷皮膚科)
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※当サイトにおける医師・医療従事者等による情報の提供は、診断・治療行為ではありません。診断・治療を必要とする方は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。記事内容は執筆者個人の見解によるものであり、全ての方への有効性を保証するものではありません。当サイトで提供する情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、各ガイド、その他当社と契約した情報提供者は一切の責任を負いかねます。
免責事項

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます