今回は、病気になったときの対処法の第5弾として、溶連菌感染の症状と注意点を説明します。溶連菌での注意点、アトピーのときの注意点も合わせて説明します。
溶連菌感染症とは?
のどの赤みとイチゴ舌です。痛そうな喉でしょう |
■溶連菌感染症の症状
- 発熱
- 眼球結膜充血(がんきゅうけつまくじゅうけつ:目の白目の部分が充血して赤い)
- 咽頭発赤(いんとうほっせき:のどが赤くなる)
- のどの痛み
- 発疹(小さな赤い発疹)
- イチゴ舌(舌が真っ赤になり、まるでイチゴの様です)
など
■診断は、医療機関ですぐに検査することができます。のどを綿棒でこすり、その綿棒を使って調べるキットがありますので、30分程度でわかります。
アトピーで溶連菌感染にかかると…
次のような症状が現れます。- 発熱のため、アトピーのかゆみが増す
- 溶連菌の発疹も出て、アトピーの痒みがひどくなる
- 時には溶連菌が皮膚で感染を起こすと、伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん:とびひ)になる(アトピーの合併症の合併症その4をご参照ください)
など
発熱があって、のどが痛くて、湿疹が悪化した場合、特に舌が赤いと、もしかしたら、溶連菌感染症かもしれません。
溶連菌感染の治療
抗生物質で菌をなくす事が大切 |
溶連菌には大抵の抗生物質で効きます。
なぜ、そんなに長く服用しないといけないのでしょうか?
次のページでは、溶連菌感染の合併症についてご紹介しますので、その理由がわかります