ポーションコントロールは有効でした。
6ヵ月後、ダイエットプレート法のグループは、17%の人がBMI 5%以上の減量に成功しましたが、病院の栄養指導だけだったグループでは、5%以上減量できたのは4.6%のみでした。5%以上の減量というのは、臨床的にみて効果が出るレベルです。また、薬物療法では、ダイエットプレート法のグループでは26%の人が薬が減りました。栄養指導のみのグループでは11%でしたから、5%減量ができなくても効果があったようです。逆に薬の量が増えた人を比べると、ダイエットプレート法が14%、栄養指導のみが34%でした。やはり食事の量を守るのは大切ですね。分かり切ったことなんですが、守れません。
難しい減量にはツール(道具)が欲しい
食器の大きさを目安にするのは、誰でもやっていることですが、科学的にその効果が出たのは意味がありますね。ポーションコントロールというのは、食事のバランスと量のコントロールですから、減量メソッドの重要なひとつです。ただ、私が一番興味を持ったのは、従来通りの栄養士による聞き取りと栄養指導が全く効果が無かったことです。やはり、論よりツールが必要なんですね。
そして研究の成果をだすために被験者をいろいろな条件をつけて選別したのですが、その中で「週2回以上レストランでディナーを取る」人達をカットしています。
やはり外食産業の売り上げ至上主義が肥満の一因になるようです。
関連リンク
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