糖尿病/糖尿病と嗜好品・外食

チョコレートはどこに隠しましょうか?(2ページ目)

チョコレートを食べると脳内快感物質が生じるという研究がありましたね。私もチョコには目がありません。どうしても食べすぎてしまいます……どうしよう?チョコは「壁の穴」に隠すのだそうです。

執筆者:河合 勝幸

食べた数の自覚の差が面白いのです

デスク上によく見えるように置いたKissesチョコレートは平均7.7個/日 食べられていました。
デスク上のチョコに不透明なふたがしてあると4.6個/日になりました。
2m離れていても、よく見えれば5.6個/日 食べていました。
2m離れていて、ふたがしてあれば3.1個/日に減りました。

これはこの通りなんでしょうが、面白いのは自己申告と違いがあるのです。
一つの傾向として、目の前にあるチョコレートには無意識に手が伸びるので、自分では少な目に申告するのです。そんなに食べてしまった記憶がありません。だから食べ過ぎてしまう。
逆に2m離れてふたをしてあるチョコレートは、自分の意志で取りに行きます。だから実際より多めに食べたように思っています。


やはり目の前に置いてあるチョコレートは自覚のないままに食べすぎてしまうのです。
大好きなチョコレートはおいしい物を隠す「壁の穴」にしまっておきましょうね。

この心理を利用して、目の前にはヘルシーな野菜のスティックやフルーツをいつも置きましょう、というのが話の落ちでした。

いま、子供たちに健康な食生活を教えようという風潮があります。
でも大人でも分からない(守れない)栄養の約束事なんか、子供たちに教えても偏見を与えてしまうだけだという正論がありますよ。
能書きをならべたてるよりも、子供たちの前にいつも手造りのヘルシースナックを用意しておくこと、これがベストです。
糖尿病があっても同じことですね。

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