サツマイモはヒルガオ科の植物です。こんな花が咲くこともあります。USAではスーパー食品No1に推す人が多いのですよ。 写真はバレンタイン・ガーデン |
メタボリック・シンドロームから2型糖尿病になることがホットな話題です。
現代人がメタボリックシンドロームになるのは、ある意味では正常な機能が裏目に出たことなのです。これを説明する「倹約遺伝子説」についてはまだお話したことがありませんが、メタボリックシンドロームの原点は食よりも運動不足なんですね。
それに過食と食材の質の悪さが追い打ちをかけます。
なぜ、この食品があなたにいいの?
あなたの食べる物が「おいしくて」、からだに必要な「栄養素」に富んでいて、病気から体を守ってくれる成分がたくさんあれば言うことがありませんね。アメリカを代表する病院のメイヨークリニック(Mayo Clinic)から、女性のためのヘルス情報としてお薦め食品トップ10の発表がありました。
皆、よく知っているものですよ。順序はアルファベット順です。優先順位ではありません。
■リンゴ(Apples)
日本のリンゴはまるで工芸品のように手間暇かけて作られますが、世界のリンゴはもっとシンプルな農産物で安価です。その分、財布を気にせずに十分に食べられます。
リンゴはアップルジェリーが作れるように、皮に多くのペクチンが含まれています。ペクチンは血糖やコレステロールを下げてくれる水溶性食物ファイバーの代表ですね。
ビタミンCも豊富です。ビタミンCは糖尿病者の血管を守るだけでなく鉄分や葉酸の吸収を助けます。
■アーモンド(Almands)
桜の美しさは日本人だけが分かる風情だと思っていませんか? アーモンドの花は季節も、花の色も桜とそっくりです。日本の花見もいいけれど、マジョルカ(スペイン)のアーモンドの花もそれは見事ですよ。誰だって楽しみに待っている詩情です。
アーモンドの実は生(なま)で食べられます。食物ファイバー、リボフラビン(ビタミンB2)、マグネシウム、鉄、カルシウム、ビタミンEに富んでいます。
アーモンドオイルはオレイン酸に富んだ「心臓」に優しいオイルとしても有名。
アーモンドは特に低ナトリウム食品です。100gでナトリウムが140ミリグラムしかありません。
だからアーモンドを油で揚げて塩をまぶしてはいけませんね。
アーモンドは殻をむいて生で食べられることを覚えておいてください。
■ブロッコリ(Broccoli)
ブロッコリは抗ガン食品として有名ですが、糖尿病や心臓予防の食品として知られています。
ブロッコリはイタリア生れのキャベツの仲間なんです。抗酸化物質のベータ・カロテンやビタミンCもたくさんありますね。
■ブルーベリー(Blueberry)
おいしくて低カロリー、抗酸化物質が豊富なベリーです。記憶力の改善と視力の回復、加齢予防としても愛好者が多いですね。
■赤い豆(Red beans)
日本語の「あずき」は国際語ですが、この赤い豆は「あずき」とは別のものです。キドニービーンズと言って、日本のうずら豆よりも少し固めでしっかりしたものです。
低脂肪の食品で抗酸化物質に富み、タンパク質、食物ファイバー、銅が豊かです。鉄、マグネシウム、リン酸、カリウム、サイアミン(ビタミンB1)が豊富です。
>>ここまでで5つ。残り5つのスーパーフードは何でしょうね?>>