タワーマンション/注目のタワーマンション・大規模マンション

プラスαの魅力。奥行あるバルコニーに注目(2ページ目)

住み心地で大事なのは、住戸内の専有部分だけでなくバルコニーの開放感やポーチなどの専用部分。ここ最近目立つようになった、奥行のあるバルコニー。供給動向とその魅力を紹介します。

岡本 郁雄

執筆者:岡本 郁雄

マンショントレンド情報ガイド

奥行約4mのバルコニーが魅力

バルコニー
レイディアントシティ本郷台の外観。広々とした開放感あるバルコニーが魅力だ(スカイビューテラス、オープンエアリビングバルコニー完成予想図)
レイディアントシティ本郷台(日本綜合地所 JR根岸線本郷台駅 274戸)は、古くからベッドタウンとして成熟した本郷台駅前の大規模マンション。ヨーロピアン調のフォルムで岩盤浴やフィットネスルーム、駐車場100%など共用スペックが充実しています。

住戸部分には、奥行約4mのバルコニー(オープンエアリビングバルコニー)が採用されています。(一部住戸除く ※実用新案登録番号第3116441号)
バルコニー
レイディアントシティ本郷台の間取の例。ここまで奥行があるとかなりの広さを感じさせる。(例の間取は、奥行4m47cm)


バルコニーパース
見晴らしの良い場所ならこれだけのスペースがあれば心地よさを感じるだろう(オープンエアリビングバルコニー概念CG)
特徴的なのは、リビングとより一体感を持たせるための、アコーディオン状に折りたためるサッシを採用している点。バルコニーのウッドデッキ(一部住戸)とリビングのフローリングが視界的に連なり、リビングからでもかなりの開放感と広がりを感じることが出来ます。

前ページのイトーピアエフィールさいたま新都心と同様に、スロップシンクも設置されており、本格的なガーデニングも可能になっています。


志向に合わせて多様な使い方が出来る

傾斜地の多い首都圏西部エリアでは雛壇状で広いルーフテラスがついているマンションを時々見かけます。ガーデニングを施し、ベンチを置いたり世帯によっては、庭のように使われていたりします。こうしたマンションの供給は、特定のエリアに限定されるもの。

今後、上記で紹介したようなマンションが増えてくれば、マンションライフのあり方自体が変わるかもしれません。新発想の商品企画は、中古マンションでは得がたいもの。生活空間を意識したマンション作りは、今後も注目していきたいと思います。


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