奥行があるバルコニーのマンション登場

テラス
戸建ての上階のテラスは、心地よいもの。奥行あるバルコニーの登場で、マンションの生活空間も変わっていく
マンション購入で大事なのは、住み心地。ここ20年でも、リビングなどのパブリックスペースとプライベートスペースを分けたPP分離や、住戸の独立性を確保する2戸1エレベーターを使った両面バルコニー、プライバシーを保つためのポーチ付きプランや吹抜けなど、様々な企画が出てきました。また、ルーフバルコニーや専用テラス付きの住戸は、住戸のプラスαの価値として人気があり、マンション内でも相応の価格設定になっています。

随分以前に、クライアントから奥行のある南側ルーフバルコニーの価格設定を相談され、希少性から通常以上に高く設定することを提案したところ、それでもかなり人気になりました。(南側の採光の良い場所にルーフバルコニーがあるケースは少ない)

マンション用地価格が高騰し、企画力がより求められる中、奥行のあるバルコニーを標準として備えているマンションが登場しました。

採光の良い開口部側において、奥行のあるバルコニーは、それだけでも空間の拡がりを感じさせるもの。事例を挙げながら、その魅力を紹介します。

生活空間としてバルコニーをより魅力的に

イトーピアエフィールさいたま新都心
イトーピアエフィールさいたま新都心の外観。東・西・北を道路や川に面した三方角地の敷地に立地。開放感のある場所だ
11月にモデルルームの公開がスタートした、イトーピアエフィールさいたま新都心(伊藤忠都市開発 JR埼京線北与野駅 126戸)では、新空間提案バルコニーとして、全住戸に奥行のあるバルコニーが用意されています。リビング側に面した最大奥行3.5mのスペースは、フランス語の「劇場の天井桟敷」の意味を持つパラディと名づけられています。

イトーピアエフィールさいたま新都心
イトーピアエフィールさいたま新都心のパラディ(バルコニー)例。ワイドで奥行があるのが特徴。

住戸プランに約7.2~約10.5mのワイドスパンを採用し、上記の間取図のように一部3.5mの奥行を全住戸に確保し、通常のバルコニーよりも広くなっているのが特徴です。パークシティ新浦安グランデで見たときも感じましたが、バルコニーは奥行3m以上あると、ちょっとしたオープンテラスのような趣になります。

パラディ
パラディのイメージパース。天気のいい日などは、ここで新聞を読みながら朝食をとるのもいいかもしれない
本格的なガーデニングもできるでしょうし、チェアを置いて読書をするのもよさそうです。ウッドデッキを置けば、リビングと一体となってより開放感も感じるでしょう。

それ以外にも、同物件はセンターキッチンのプランなど、13タイプ32バリエーションの特徴あるプランが用意されています。



次のページでは、奥行約4mの開放感あるバルコニーを採用したレイディアントシティ本郷台を紹介します。