糖尿病/糖尿病の原因・基礎知識

境界型糖尿病(耐糖能障害)とは?(2ページ目)

境界型糖尿病と言われたら、どうしますか?境界型とは、正常とも糖尿病とも言えないグレーゾーンの血糖値の範囲のことを指します。つまり、糖尿のリスクがあるということです。でも、境界型というあいまいな表現に惑わされてはいけません。先進諸国では『境界型』という言葉を排斥して、『耐糖能障害』といいます。その理由は…

執筆者:河合 勝幸

境界型と言われたら、糖尿病専門医のセカンドオピニオンをもらいましょう。もしかしたら既に2型糖尿病を発症しているのかも知れません。境界型なんていう自己弁護に都合のいい言葉にしがみついていると、重い障害のある人生になるかもしれません。
アメリカ糖尿病協会が『境界型』という言葉を排斥しようとしているのは、「まだ、軽いだろう」という自己否認に結びつき易いからです。

境界型と言われたら、減量と運動に励んでください。確かな医学的根拠はありませんが、5%から10%の減量で、全ての数値が改善するのはとてもうれしいことです。

境界型と言われたら、恐らくインスリンの効きが悪いので、体はインスリンをフル生産している状態です。心臓などの大動脈をとても傷めています。軽視は禁物ですね。
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