血圧計
ね、地中海式食生活は血管に優しいでしょう?当ガイドの朝の血圧です。
血糖値に夢中になっていると、高血圧に足元をすくわれるかも! 高血糖だけでなく、高血圧も高脂血症も、私たちの血管をボロボロにしてしまいます。お宅の血圧計はほこりがかぶっていませんか?

糖尿病のある人で、高血圧症を併せ持つ人がどのくらいいると思います? なんと2人に1人です。データのある日本もアメリカでもそうなんですから、高血糖と高血圧はまさしく腐れ縁です。

そして、高血圧を治療することが、糖尿病合併症の予防になることもUKPDSというイギリスの大規模研究で分かりました。
特に心筋梗塞や脳卒中などの大血管合併症をもたらす動脈硬化の危険因子が糖尿病と高血圧なのです。

糖尿病の合併症といえば網膜症、腎症、神経障害が三大合併症として恐れられていますが、最近は心臓や脳などの大血管障害にも関心が向けられています。
長く苦しめる三大合併症と違って、脳や心臓の合併症はワン・パンチ・KOです。
どちらも遠慮したいですね。だから家庭でも血圧をチェックしましょう。


家庭用血圧計の正解さはいかに?

国家検定にパスした血圧計はとても高い精度を持っています。以前は家庭用血圧計との圧力の精度が±5mmHgというのが、臨床的見地からみて問題があるかどうかが議論されていましたが、許容範囲ということになりました。今では±3mmHgという機器(オムロン HEM-7020)まであります。

家庭用の血糖測定器が登場した時も、その精度からみて使用に反対した医師が大多数でしたが、今では治療の一番大事なものになっています。
血圧計も同じようになりそうですね。


指先や手首で測るタイプでもいいの?

指や手首の血圧計は使うべきではありません。
糖尿病、高血圧症、腎臓病、動脈硬化症、末梢循環器障害のある人は手首と上腕の血圧値に大きな差がでることがあるからです。
また、これらの血圧計は心臓との高さが変わりやすいという欠点もあります。測定位置は心臓の高さでしたね!
手首血圧計にも心臓と同じ高さに合わせられる機能が備わったものもありますが、これらは小さくて軽いので、外出先でも手軽に血圧をチェックするのに最適なように作られたものです。
糖尿病のある人は「上腕式血圧計」を選びましょう。


糖尿病患者の血圧の目標値は特別ですよ!

降圧目標値です(日本高血圧学会、2004 10月)
65歳以上 140/90未満 単位mmHg
若年・中年 130/85未満
糖尿病患者 130/80未満

また、家庭では身体も心もリラックスしているので血圧が低めになります。
ですから家庭血圧で135/85以上あれば確実な高血圧と考えられます。(日本高血圧学会 高血圧治療ガイドライン 2004年度版)

糖尿病者の目標値は特に厳しいものですが、家庭では5~10mmHgは低くなりますので、更に厳しく、125~75mmHgぐらいが妥当な目標値となりそうです。ウーン、すごい数値だ!

よく血圧の上はいくつ、下はいくつと言いますが上は心臓が血液を押し出している時(収縮期血圧)で、下は次の収縮のために心臓が血液をため込んでいる時(拡張期血圧)の動脈血管内圧です。
英語でも130/80のことを"one-thirty over eighty"と表現しますが同じ表現ですね。

>>血圧計の精度を気にしても、いい加減な操作では何にもなりません。次ページで血圧をいつ、どのように測るかを考えます。>>