糖尿病/糖尿病の治療法・病院

転院したいけど、どうしようかしら?(2ページ目)

いままで聞いたなかで一番笑える話は「60歳を過ぎたら、お医者さまが顔も見てくれないの……」と嘆くご婦人の体験談です。その病院は糖尿病では超有名なところ。でも、そんな病院、止めましょう。

執筆者:河合 勝幸

医師が知りたいことがたくさんあります。前もって答えを用意しておくといいですね。

  • いつ、どこで糖尿病と診断されましたか?

  • そのきっかけは何ですか?

  • 現在の高血糖の症状はどうですか?(喉が乾く。水をたくさん飲む、尿がたくさん出る、疲れやすい、急にやせてきた、手足のしびれ、目の異常──なんとなく見えにくい etc.)

  • 今までの治療の記録はありますか?なにか薬を使いましたか?

  • 親、兄弟などの糖尿病の家族歴はどう?親族に心臓病や腎臓病がありましたか?

  • 食事に注意していること。アルコール、煙草はどうですか?

  • 意識してエクササイズに取り組んでいる?

  • 出産時のベビーの体重は?(女性の場合)

  • ブドウ糖負荷テストを受けたことある?

  • 血中脂質のテストはしてますか?

  • 心臓病や高血糖のトラブルがありましたか?

  • 常用している薬、サプリメントがありますか?

    医師との信頼関係を築こう!

    新しい医師が調べるデータ(血糖値、A1C、血圧、血中脂質、尿タンパク)はその時の瞬間風速なのです。ですから前の治療データを持参しましょう。
    でも医師の机にドサリと山積みしてはいけません。読む時間がないのですから。医師から問われたことだけを答えるように。

    いかがですか?このくらい質問してくれるとうれしいですね。信頼してもいいかも……

    医師は大体において聡明な人が多いのですが、欠点としては自分より上の人が世間にいかに多いかを知らないのです。もっと患者を信頼すべきなのにね!
    だから、僕らの方が答えを準備しましょうね。なんと言っても医師に正しく伝えなくてはならないのですから。
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