皮膚・爪・髪の病気/水虫・爪白癬

人に聞きにくい女性の病気1~さらさら素足を目指す! もしかしてこの足、水虫ですか?(2ページ目)

『水虫なんて他人事♪』なんて思っていたら、実は・・・というお話が最近若い女性に増えているようです。今回は水虫=白癬特集です!

山田 恵子

執筆者:山田 恵子

医師 / 女性の健康ガイド

うつらないためにはどうしたらいいの?
とにかく洗う、乾かすが基本

水虫は『どこかからうつるもの!』です。多くは白癬菌が足にくっついて増殖するところから始まります。そして白癬菌は『カビ』だということを思い出していただければ、大体どんなところにたくさんいそうか想像がつきそうですよね。

大体プールやスポーツクラブのマット、温泉、お風呂のマット、トイレのスリッパなどですね。

ただ、普通のひとの皮膚なら、その日のうちに普通に洗って乾かせば、白癬菌は洗い流されて感染しないと考えられているようです。一日一回、きちんと足の指の間まで洗ってしっかり乾かす習慣をつけたいものですね。

あとは、家族に水虫の方がいる場合・・。これはなかなか大変ですが、きちんと治療してもらうようにがんばって説得する、バスマット、トイレのスリッパを別にするなどの工夫が必要かもしれません。


うつってしまったらどうしたらいいの?
お薬で治す!

お薬で水虫を治す!
お薬で水虫を治す!
さて、そうはいっても、うつってしまったらどうすればいいでしょうか。

まず、ホントに水虫かどうかを診断しないといけませんが、これは前のページでも書いたように、皮膚科で簡単な検査をしてもらうのがオススメ。

『水虫なんて知られたくないっっ!』『皮膚科にいくと大げさになっちゃう・・・』という方は、とりあえず市販のお薬で試すという手もあります。でも、『水虫に似ていたけど実は違う病気だった』なんて事もありますので、とりあえず、お医者さんで調べてもらったほうが手っ取り早いのではないかなと、ガイド個人的には思います。

お薬としては塗り薬(一日一回が最近の主流)、ひどい場合は飲み薬があります。特に、爪白癬は塗り薬が爪の中までは届かないので、飲み薬が使われることが多いです。ただしここで重要なのは『症状がおさまっても続けること』です。白癬菌は非常に生命力が強いので根絶するには時間が必要。症状にもよりますが最低でも1ヶ月、大体3ヶ月以上、人によっては1年以上もかかるよう。気長に取り組みましょうね!


水虫ウソ・ホント
足がむれると水虫になりやすいってホント?

これはホントです。カビが育ちやすい環境は『高温多湿』ですものね。

汗っかきのひとはマメに足を洗いましょう。靴下をいつも履いているよりは素足のほうが水虫になりにくいと思われます。また、水虫が女性に最近多くなったのは、ブーツを年中はいていることが増えたからというお話も・・・・・。ブーツもほどほどに。

また、『お酢で水虫が治る』、はたまた『ニンニクで水虫が治る』なんてお話まであるようですが、お酢にしろ、ニンニクにしろ、肌がかぶれる割には殺菌作用は薬ほどないと思いますので『普通にお薬を塗ったほうがいいのでは・・・』とガイドは思ってしまいます。

早めに治して、今年の夏はさらさら素足を目指しましょう
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