◆かかったらどうケアすればいいの? |
治療法は
「かかったかな」と思ったら、すぐ専門医を受診!主治医の指示に従い、ケアを始めましょう。基本ケアは毎日、入浴させ(医師の指定期間)、その後、外用薬を塗布すること。入浴に使う薬剤は下記の通り。
オイラックス 安息香酸ベンジル ムトーハップ ※これらの薬を用いる場合は、必ず専門医の先生に相談するようにしましょう。 |
治療中の介護は
毎日、衣服やシーツを交換しましょう。汚れものはビニール袋に入れるなどして、家の中にダニが飛び散らないよう気をつけます。また、洗濯は熱湯につけてからおこないましょう。通常の疥癬の場合は、そう簡単には感染しないのであまり神経質にならなくてOK。ただし介護した後は、必ず手指や腕を石鹸でよく洗い、流水で流すようにします。
お年寄りの皮膚はとてもデリケート。かゆがって、かきむしった結果、引っかき傷から細菌が入ってしまうこともあります。主治医の先生によく相談し、かゆみ止めの内服薬などを処方してもらいましょう。爪を切るなど、手指を清潔に保ってあげることも大切ですね。
皮膚科の先生からアドバイス! 薬によって付ける回数などは違いますが、大切なことは「全身につける」「スタッッフや家族も含め、感染しているひとはすべて治療する」ということです。疥癬ケアは、とかく余計なことにエネルギーを費やし、疲れ果ててしまうケースが多いのですが、ポイントをきちんとおさえて上手に治すようにしましょう。 |
【参考サイト】
皮膚科Q&A
社団法人日本皮膚科学会
疥癬についての基本的な疑問にわかりやすく答えてくれます。
松田知子皮膚科
専門家の立場から、疥癬を詳しく解説!