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冬場の乾燥の正しい乗り切り方(2ページ目)

乾燥の季節がやってきました。喉が痛い、咳が出る、乾燥肌でカサカサ…。正しい保湿や加湿の方法をご存知ですか? 今回は濡れタオルと観葉植物を使った健康によい加湿方法をご紹介します。

西園寺 克

執筆者:西園寺 克

医師 / 感染症・健康情報ガイド

清潔な濡れタオルは簡易気化式加湿器!

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タオルも加湿器のうち
加湿器には超音波式以外に蒸気を出すもの、自然の蒸発を利用する気化式があります。室内で濡れタオルを干すのは簡易気化式加湿器を使っているのと同じことになります。濡れタオルは手を拭いたタオルではなく、専用のものを使う事をお薦めします。

手を拭いたタオルだと環境にいる菌のうち、枯草菌が付着している可能性が高いからです。枯草菌は複数回使用した雑巾の臭いの原因となる細菌です。

洗濯機で脱水した直後の枯草菌の付着が少ないタオルを使いましょう。できれば濡れタオルを作る前に手を洗いましょう。数秒では手に付着した枯草菌は落ちませんので少なくとも10秒以上は手を洗ってから濡れタオルを作って下さい。湿度が50%に届かない場合は大きなタオルを使いましょう。

観葉植物は自然の気化式加湿器!

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観葉植物で加湿!
加湿器を使わずに加湿する別の方法として、観葉植物を利用する方法があります。ただし植物も生物なので最低限度の世話が必要です。水やりだけではなくて植物の光合成のためには太陽光線が必要です。

集合住宅で加湿したい部屋に採光できる窓がない場合には、植えた鉢を日光に定期的にあてないといけないのでマメな性格でないと難しいですね。

とはいっても観葉植物による加湿は土と葉からの蒸発による加湿によって外気に近い状態を作り出します。緑がある部屋というのは精神的にも気持ちがよいものですし、健康の第一歩として取り入れてみるのもよいかもしれません。

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