肩こり/肩こりの予防・解消法・体操・ストレッチ

ビリーでカラダを痛めないための3ポイント(2ページ目)

話題のエクササイズDVD『ビリーズブートキャンプ』はすっかりお馴染みですが、運動不足では体の動かし方が分からず、肩こりや足腰の不調を招くケースも……。今回は動きのコツをご紹介しましょう!

檜垣 暁子

執筆者:檜垣 暁子

カイロプラクティック理学士 / 肩こり・腰痛ガイド

お悩み その1 「腹筋は、どう使うの?」

ビリーズブートキャンプの中では、腹筋のトレーニングも充実しています。長年腰痛を患っていた人や、運動不足が続いていた人では、「お腹への力の入れ方がわからない。」という場合があります。ビリーの動きをただマネするよりも、最初に少しお腹の筋肉を意識できるように、練習することをお勧めいたします。これがすぐに出来るようになると、エクササイズの中でのポーズも効果的に行えるものが増えると思います。
真っ直ぐ立ちましょう。握りこぶしで、軽くお腹をポンっと叩きます。この時、お腹を守るように腹筋に力が入るのがわかりますか?


注意点は、見た目は腰を丸めているように見えますが、腰を意識をするのではなく、お腹に力を入れるだけです。写真では立ち姿勢で行っていますが、仰向けで寝た場合も同じ要領です。


お悩み その2 「スクワットでヒザが足首が痛む……。」

スクワットは、コツを掴んでいないと腰やヒザ、足首などに負担のかかる姿勢になりがちです。ただヒザを曲げていくだけでは、危険なスクワットになりやすいので要注意です。お尻を後ろへ突き出すイメージ(骨盤が前傾するように)で、顔は正面を向いたまま、お尻を下げていきましょう。体重を足のつま先へ乗せるとヒザへの負担が大きくなってしまいます。

危険な例: 腰が丸くなり、ヒザが前方へ出過ぎてしまう。負担の少ない例: お尻を後方へ突き出し、イスに座るイメージで。体重がカカト側に乗るように感じるかもしれません。



お悩み その3 「一時的に肩こりが強くなるのはナゼ?」

ビリーバンドを使ったエクササイズは、「筋肉を使ってるぞ! 」という実感が持てるほどツライかもしれません。ということは、きちんと出来れば効果大なのです。しかし、肩こりで腕を回しづらい人や、普段腕がだるくなりやすい人は、ビリーバンドが上手に使えない場合があります。

ビリーバンドを手に持ち、腕を横や上に挙げるトレーニングでは、つらくなると、腕を挙げるのではなく、身体を横に曲げて、腕が挙がったつもりになっていることが多いです。すると、運動後に肩こりが強く感じたり、肩が持ち上がって脱力が出来ないように感じたりと、首肩周辺に不快感が残ってしまいます。

ビリーバンドを使い腕を動かす時は、体は曲げずに安定させておきましょう。腕が疲労すると、腕が動かなくなり、その代わりに体を横に曲げて動きをカバーしてしまいます。この時、首の筋肉にも負担がかかっていることがあります。



ビリーに励まされながら、つらいエクササイズを乗り切り、大量の汗が流れていると、達成感と充実感で「またやってみよう。」という気になりますよね。せっかくの効果的なプログラムですので、肩こりや腰痛を誘発しないような、無理のないご自身のレベルで行ってくださいね。

■負担の少ない腹筋トレーニングはコチラ
⇒ 要注意! 腰痛後の腹筋トレーニング

■ビリーズブートキャンプをもっと詳しく!
⇒ 話題のダイエット情報
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