関節の油が切れてしまう30代。早めの対処が重要

久しぶりにストレッチをしようと腕を挙げたらゴリっ! 予想外に錆びつきに驚いたことはありませんか?

久しぶりにストレッチをしようと腕を挙げたらゴリっ! 予想以上のコリに驚いたことはありませんか?

体のあちこちがギシギシ、ゴリゴリ、まるで関節の油が切れたような音がして動かしにくい。このように感じる30代が少なくありません。特に肩や肩甲骨付近の訴えをよく伺います。

■例
  • 腕を動かすと、肩周囲が硬く感じる
  • 特定の位置で、肩にズキっと痛みが走る
  • 肩関節のひっかかりを感じる
  • 腕を回すと肩甲骨付近がゴリゴリ鳴る

例えば肩周りの状態です。腕を真上に挙げたり、着替えようとした時に、腕の動く範囲が狭くなり、痛みも生じてしまったという五十肩予備軍ともいえるケースがあります。

多くの人は、柔軟性が低下していく過程に気がつきません。そのような油切れに気付き、なるべく早く悪化を食い止めなければ、手遅れになってしまうことがあります。

五十肩予備軍かも?関節サビつきチェック方法

ほぼ毎日デスクワークという人や育児中の人は、前傾姿勢が多い上に、ほとんど似たような動作の繰り返しという毎日ではないでしょうか。同じ部位に疲労が生じやすいため、このような日常生活のしわよせが、この30代にはやってくる可能性大なのです。まさに30代は今までの生活習慣を振り返り、お肌のみならず関節や筋肉のお手入れもスタートさせるべき時期だと言えそうです。

ここでは30代でもじわじわ迫りつつある五十肩に、片足を踏み入れていないかチェックしたいと思います。

下記の2種類の動きを確認してみましょう。ひとつ目の動きで、腕をぐる~っと回してみますが、スムーズに回すことができるか、左右差を比べてみましょう。ふたつ目の動きでは、腕を捻るようなものになりますが、痛みや違和感を確認してみましょう。

■関節サビつきチェック その1
腕を回す時、顔と体がなるべくブレないように正面向きのまま行います

腕を回す時、顔と体がなるべくブレないように正面向きのまま行います

1. 立ち姿勢で行います。肘をなるべく伸ばしたまま、左腕を腕の付け根からグルっと大きく3回ほど回してみましょう。肩の関節はしっかりと動きますか?

サビつきが生じていると正面向きの姿勢が崩れ、腕が大きくスムーズに動かせません。
下の方でしか動かせなかったり、肘が曲がってしまったりといったことも起こります。

 

同様に反対側もチェックしてみましょう

同様に反対側もチェックしてみましょう

2. 次に右腕をグルっと大きく3回ほど回してみましょう。左と比べて動かしやすさはいかがでしたか?

右の方が動かしやすかったという場合もあれば、左右共にスムーズには動かせなかったという場合もあります。

 

■関節サビつきチェック その2

腕を動かす際に体が揺れないように気をつけてください

腕を動かす際に体が揺れないように気をつけてください

1. 肘を90度の位置で曲げ、手の甲が床方 向へ向くように、腕の付け根を意識して、ゆっくり後方へ捻じってみましょう。

 

動かしている途中に腕を保持していることがツライという人も要注意です

動かしている途中に腕を保持していることがツライという人も要注意です

2. 次は逆向きに構え、手の甲が床方向へ向くように、腕の付け根を意識して、ゆっくり捻ってみましょう(手のひらで後方へ押すイメージ)。

 

柔軟性を取り戻す! サビつき防止体操

肩関節のスムーズな動きを取り戻すための体操は、いくつかあるのですが、今回はそのうちの2種類をご紹介しましょう。関節サビつきチェックで問題ナシだった方にも、今後の予防のためにオススメです。

■関節サビつき防止体操 その1
動かせる範囲に左右差があるかもしれませんが無理はしないようにしましょう

動かせる範囲に左右差があるかもしれませんが無理はしないようにしましょう

1. 胸の前に両腕を出し、肘を曲げます。左右の手が離れていくように、手を外側へ倒していきます。この時、腕の付け根を意識して、ゆっくり行い、最大限倒したら、そこで5秒間キープします。

 

それほど場所をとらずに出来るので、バスタイムに温めながら行うこともできます

それほど場所をとらずに出来るので、バスタイムに温めながら行うこともできます

2.  腕を最初の位置へ戻し、今度は左右の腕を内側へ倒していきます。最大限捻ったら、そこで5秒間キープします。1~2を数回繰り返してみましょう。

 

■関節サビつき防止体操 その2
このポーズをとり腕にしびれや冷感が出た場合は、無理せず中止して下さい

このポーズをとり腕にしびれや冷感が出た場合は、無理せず中止して下さい

1.頭の後ろでタオルの両端を持ちます。右手の位置を上にしましょう。腕を挙げることがツライ場合は、挙げられる位置からスタートします。

 

自力で右腕を挙げるというよりも、引っ張られる力に頼りましょう

自力で右腕を挙げるというよりも、引っ張られる力に頼りましょう

2.左手を左斜め下へ引き、自然に右手が引っ張られ、右側がストレッチされるようにしましょう。

 

エクササイズ前に肩周りの硬さも覚えておき、後日比較してみましょう

エクササイズ前に肩周りの硬さも覚えておき、後日比較してみましょう

3.同様に、頭の後ろでタオルの両端を持ちますが、今度は左手の位置が上になります。

 

急激な動きの変化が無い場合でもコツコツ続けていきましょう

急激な動きの変化が無い場合でもコツコツ続けていきましょう

4. 右手を右斜め下へ引き、自然に左手が引っ張られ、左側がストレッチされるようにしましょう。



 

以上の1~4を数回繰り返しましょう。

事故やスポーツによる怪我で、肩や肘の辺りを痛めていた場合も、その後のリハビリ状況や日常の負荷によって、早期に五十肩予備軍に入ってしまう可能性があります。なるべく、普段は肩こりを緩和させ、腕の疲労もためないようにして、肩関節への負担を軽減させておきましょう。


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