筑波大学附属駒場中学校の特徴(男子校)
最難関中学、筑駒。高いレベルでの学力バランスのよさが求められる
筑波大学附属駒場中学校は1947(昭和22)年、新制の男子校として創立。所在地は世田谷区池尻。中学で120名。高校での募集あり(40名)。学校の目標として「自由闊達の校風のもと、挑戦し、創造し、貢献する生き方をめざす」ことを掲げる。学習・部活動ともに生徒が自主的に取り組む文武両道の学校。
学びの特色
自主性を重んじる指導が基本で、自ら積極的に学ぶ態度を育てる。中高6年間のカリキュラムが組まれ、中学の学習範囲にこだわらない弾力的な授業を展開。2002(平成14)年より10年間、文部科学省のスーパーサイエンスハイスクールに指定され、科学者・技術者育成に取り組んでいる。
大学合格実績
併設高校の大学合格実績として、国公立では東大100名、一橋大6名、東工大7名など。私立では早稲田大66名、慶應大57名、東京理科大10名、中央大11名、慈恵医大6名など(以上2010年度)。
入試傾向
入試は1次抽選(応募者が定員の8倍を超えると抽選。過去5年行われていない)、2次は4教科、報告書。国語は説明文、文学的文章、詩。半分強が記述式。自分の言葉でまとめる力が求められる。算数は大問4題。解答欄には途中の式なども書かせる。社会は20~25問、選択式が中心。選択肢は5つで複数解答もあり。用語記述(漢字で)、資料読み取りもしっかり勉強しておきたい。理科は4分野からの出題。選択式中心で、答えは一つとは限らないものもある。「てこ」の問題は頻出。実験データなど資料読み取りの問題も。