日本で最も出生率の高い「多良間島」
羽田発、宮古島行き直行便(JTA)飛行中。窓から見下ろした雲 |
その記事はこちら。
世界日報社企画「多産の島-沖縄・多良間村ルポ」
出生率が高いということは、不妊治療に役立つ環境がそこにあるからではないかと考えたわけです。そこでまず宮古島と多良間島に詳しく厚生労働省の調査をされた鳥取大学医学部の尾崎助教授に電話インタビューをさせて頂きました。その上で何を取材しようかということを決めました。
尾崎先生から教えて頂いた事は下記の通りでした。
■宮古島
1) 多良間島から宮古島に移る人は多い
2) 開けているので住みやすい環境
3) 仕事もあるし、娯楽もある。
4) 出生率は違うけど、妊娠しやすい環境は宮古島も同じ
5) 産婦人科は数軒ある
乗った飛行機(JTA)。なかなか快適でした。 |
■多良間島
1) 経済的には厳しいにも関わらず、産んでいる
2) 人と人との関係性があるので安全、安心の意識が高い
3) 食生活は質素で物々交換も多い
4) 核家族が多いが、職住接近でお父さんの育児参加もある
5) 酒飲み夫が多いので妻同士のつながりが強い
6) 夫の仕事は役場関係・土木関係が多い
7) 村営住宅の家賃が安い
8) 貧富の差があまりない
9) 妊娠中絶の意識があまりない
10) お金の相互扶助(もあいをしている)
11) 教育コストは高い(高校から島外へ)
12) 産婦人科医療は月に2回妊婦検診、お産は宮古島で
13) 東南アジアや中国からの嫁が増えている
14) 夜の娯楽はない
<関連サイト>
鳥取大学医学部環境予防医学教室
そこで私はこんな仮説を立てました。
1) 食生活の中に身体を活性化させる要因があるのではないか?
2) 温暖な気候や水や空気の良さが身体に影響を与えているのではないか?
3) 汗をかくことが多いので自然にデトックス効果があるのではないか?
4) SEX数が増える要因があるのではないか?
5) 生活のリズムが都会とはまったく違うので、それがストレス解消や癒しにつながっているのではないか?
6) 妊娠・出産についての考え方がまったく違うのではないか?
そんな事を考えながら、宮古島・多良間島行きのエアチケットを衝動買いした訳です(笑)。6月25日(日)朝7:25 羽田発の宮古島直行便で宮古島を目指しました。宮古島まで2時間30分のフライトです。
泊まったホテルの部屋です。なかなかおしゃれです。 |
飛行機の中では仮説を考えながらどんな取材をしようかなと考えにふけっていました。でも東京-大阪間の新幹線と同じ時間ですから結構すぐに着いてしまうものです。到着した宮古空港に降り立ったそこはすでに夏でした。
空港からタクシーに乗って滞在するホテルへ。ホテルの名前は「マリンロッジマレア」、東急リゾート隣のダイビングのためのホテルです。こんなリゾート気分満点のホテルにスーツ姿でチェックインした私は相当変わり者ですね(笑)。
<関連サイト>
マリンロッジマレア