★高プロラクチン血症の治療
さて治療はどのように進められていくのでしょうか?
まず、高プロラクチン血症は血液検査で見つかります。そこでプロラクチンの値が通常より高い場合、治療が開始されます。治療は薬物治療がメインとなります。
そこで使われる薬剤は下記の通りです。
パーロデル(ブロモクリプチン)標準薬 副作用で吐き気が多い
テルロン(テルグリド) 副作用の吐き気が軽減されている
カバサール(カベルゴリン)週一回の投与で効果を発揮 副作用 吐き気
プロラクチノーマの場合でもまずは薬物療法を行うところから始まりますが、場合によっては手術が必要な場合もあります。
上記のコメントにもありますが、高プロラクチン血症の治療薬は特徴的な副作用があります。麦角アルカロイド特有の吐き気を催すという部分です。この副作用については医師に相談の上、自分の身体にあった選択をすることが大事でしょう。
薬の服用期間は人によっても違いますが、月経周期毎の判断になるかと思います。そして、服用を中止してもプロラクチン血中濃度が下がっているようだったら服用を中止するということになるかと思います。しかし、まだよくわかっていないのですが、正常値範囲内でもこれらの薬剤を投与すると妊娠する場合があります。何か、理由はよくわからないのですが良い影響があると考えられます。
★最後に
今回は高プロラクチン血症のことについて説明を行いました。これは1つの病態ですが実際の臨床の場においては不妊の原因は単一であることが珍しく複合して存在する事が多いものです。不妊専門医はその原因を1つずつ解きほぐしながら、妊娠への近道を示してくれます。確かに子供は天からの授かりもので自然に妊娠するのが最も理想です。しかし少しでも早く赤ちゃんをお望みなら不妊を良く知っているドクターに相談してみる事は合理的なのではないかと思います。
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