心理学を専攻したフタッフと、患者さんの会
Q)貴院のメンタルサポートを教えて下さい。A)できるだけ院長である私が話していますが、やはり時間の問題で切り上げようとしてまとめてしまう癖があります。よって、スタッフにカバーしてもらっています。ナースはもちろんですが、受付スタッフにも心理学を専攻していた人間を登用し、みんなでサポートしていく態勢です。
そして当院の特徴として患者さんの会「ピュアクラブ」があります。ピュアクラブがグループカウンセリングやおしゃべりクラブを手伝ってくれています。当事者同士だからサポートし合える部分が大きいかと思います。またとてもシリアスなお話の場合は夜間の診療後にじっくりとお話させて頂くこともあります。
注目のテーマについて
チンチン電車が街のメイン交通機関です。 |
A)胚移植をブラインドで行う不都合を解決するために独自に開発した「経膣超音波断層誘導下ピンポイント胚移植法」を確立し昨年の生殖医学会シンポジウムで紹介しました。
いま更なる磨きをかけて本法を応用して胚移植の難しい症例への対処法を開発しています。従来、TM法に移行せざるを得ないような、カテーテル挿入不可症例に対して、ブロック麻酔を追加して子宮の筋緊張を除去して、挿入を可能にし、妊娠成功例を出しております。
取材の終わりに
Q)クリニックの今後についてお話ください。A)日本のWEST END 西部九州で不妊治療全般を担う施設として自負とプライドを持って仕事を続けたいと思います。その為には今後も日進月歩のARTの研鑽に精進したいと思います。
Q)最後に一言お願いします。
A)不妊治療は私の天職であり、ライフワークです。 力の続く限り頑張ります!
まとめ
長崎と言えばチャンポンですね。取材の後、食べに行きました。 |
実は岡本院長のインタビューでは不妊専門医になるきっかけになるオーストラリアでの研究のお話がとても興味深かったのですが、あまりにもマニアックなお話だったので今回は割愛させていただきました。(今の世界のTOPオピニンオンリーダー達との研究のお話でした)
しかしまさに不妊治療、特にARTの世界での先駆者達とともに研究し、切磋琢磨されていた話を聞いてワクワクしました。九州で開業せずに東京や欧米へ行かれていたらと考えると少しもったいないような気もしました。
しかし、逆に長崎の方々にとってはとても大事な先生なんだなと感じた次第です。
院長先生には、大変長時間にわたり、貴重なお時間を頂戴し、有難うございました。この場をお借りして御礼申し上げます。
●関連サイト
ガイドの全国不妊クリニック訪問記