不妊症/不妊治療の病院・クリニックの選び方

不妊体験記パート2 私が病院を変えた理由(2ページ目)

私の友人が不妊治療の体験記を送ってくれました。温厚な方なのに何故、病院を変えたのかを書いて頂きました。

執筆者:池上 文尋

クロミッド療法をしていたのですが、HMG-HCG療法に変えなければならないということで診察を受けました。そこでTドクターが出てきました。「久しぶりやな。F先生の診察が多かったようだな。クラミジアその後、どうかな。陰性化している? もう一回念のためにクラミジア検査しておこうか。F先生はその後、検査もしていないようだし。よくあるんだよな、治療した後にまた遊び始める人が」

その一言で私は恥ずかしくて悔しくて涙が出そうになりました。そして瞬間的に思いました。「多くの看護師の前でこんな辱しめを受け、絶対にこんなところに来るものか!!」

そして親しい友人で不妊治療をして赤ちゃんを授かったKさんの紹介で家から電車で1時間の不妊専門クリニックへ行きました。そしてカウンセラーの方に今まで事をすべてお話した上で診察を受けました。

そこで診察をしてくれた院長はこういわれました。「大変、嫌な思いをされたようですね。同じ説明でも相手のことを考えていない説明をされるドクターもおられるので、その部分に関しては私が代わりにお詫びいたします。我々もひょっとしたらそのように相手を傷つけるようなことを言っているかもしれませんので、その時は遠慮なく言ってください。自分ではわからないこともあるので」



前のクリニックで「クラミジアになったあんたらが悪い」という言われ方をしたので我々は突き放された気分になりました。しかしこれでかなり救われた気分になりました。

そしてその後、そのクリニックで治療を進めています。旦那も一度連れてきなさいということで院長にクラミジアについての説明を再度してもらいました。お風呂や皮膚接触、眼科疾患でもクラミジア感染の可能性があるので夫婦で疑心暗鬼にならないようにという内容だったそうです。

不妊でナーバスになっている私のような患者は言葉のちょっとした使い方でまったく違う内容に受け取ることを医療関係者の方には知って頂きたいと思い、今回の事について送ってみました。




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