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本当の妊娠率を知る必要性があります。
現在、日本全国で600余りの高度生殖医療施設があると言われています。そして稼動している施設が550程度あり、日々、不妊治療を行っています。しかしながら、その中から自分にマッチしたクリニックを選び出すにはなかなか難しいものがあります。

それは以前からこのサイトでも書いている通り、不妊治療施設はその技術、費用、ロケーション(アクセス)、サポート体制、ドクターとの相性など様々な条件に優先順位をつけて自分の中の価値と合わせていかなければいけないからです。

その選択の時に使う情報源は本であったり、WEBサイトであったり、友人や知人のクチコミであったり、TVやラジオであったりするわけです。でも現在、最も活用されて、情報量が多いのはWEBサイトだと思います。

我々のサイトのような情報サイトからクリニックが運営しているサイトまで色々あるかと思います。でもそれらの情報を鵜呑みにしてはいけません。特に通院しようと決め手になる「妊娠率」については用心が必要です。それは何故でしょうか?


クリニックサイトと妊娠率

具体的には書けませんが、明らかに妊娠率を高く表示しているクリニックを最近見かけます。それを見るたびに「患者さんがこの数字で誤解しないように」と心で願ってしまいます。

健康な男女が普通にSEXをして妊娠する率は25%程度と言われています。そして高度生殖医療においても大体25%~30%程度になります。その証拠に日本産婦人科学会の毎年出てくるデータでは、それに近い数字が表示されています。だから、明らかに高い妊娠率というのは眉唾な事が多いということです。その理由を説明しましょう。

●関連リンク
日本産婦人科学会サイト倫理委員会・登録・調査小委員会報告(体外受精・胚移植等の臨床実施成績及び登録施設名)

もし仮にそのクリニックが高い妊娠率を誇り、人気のあるクリニックであれば、間違いなく妊娠率は下がってきます。その理由は、そういう人気のクリニックには、他のところでは妊娠できなかった「妊娠の難しい症例」の患者さんが集まるということと、その患者さんが治療のために長期に渡り、そのクリニックに通院するためです。そうすると、自然と妊娠率は下がってきてしまい、ある一定の率で落ち着くという訳です。

どちらにしても高い妊娠率を継続すると言うことはよほど意図的に患者制限をしないと出来ないということです。極端にいうと若い患者さんだけを診るとか、難しい症例の患者さんは他のクリニックに送ってしまうとか、そういう事でもしないと高い妊娠率は維持できないということですね。


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