子供が欲しくて努力に努力を重ねても出来ないその生活にすっかり憔悴し、人生に落胆をする人がおられます。しかし、私はそこまで努力できるその方々が凄いと思うし、その愛情の深さに感嘆します。
自分の子供が欲しい、愛する人との子供が欲しいという気持ちには同じ人として共感できますし、その苦しみも計り知れないものがあります。
夫婦の愛があるが故の不妊治療なのです! |
なぜ苦しむのか?それは「愛が深いゆえの業」です。逆にちゃらんぽらんな考えで夫にも愛情がなければ身を削るような治療をしようとは思わないからです。
そして、私はこれらの深い悲しみや苦しみはその「注ぐ愛の行き場がないこと」の悲しみなのではないかと思う時があります。あふれんばかりの愛を誰にどのように注ぐのか?これを見失ってしまって、喪失感を持つのではないかと考えるようになりました。
母の子供への愛は見返りのない愛「アガペの愛」と言われています。女性はそれを持っているがためにその大きな愛のエネルギーの行き場を探しているともいえます。
最近は生き方が多様化したためにそれらのエネルギーを仕事に費やす方もおられるし、社会貢献に費やされる方もおられます。
愛の行き場を見つける事が大事なのです。 |
お子は授からなかったけど、その愛の行き場を見つけた時にその方の不妊治療は卒業で、その経験が活きる時なのではないかと思うのです。
いい加減に生きていないから苦しむ。その苦しみが苦しみだけに終わらないようにして頂きたいと願うばかりです。
そこで今後、これらの愛の行き場を見つけた方々をこれからシリーズとして取材していく事にしました。現在、何人かの方に取材要請中です。
また、自薦、他薦を問いませんのでお子は授からなかったけど、今とても幸せに生きている方を募集致します。このシリーズで紹介させて頂きます。(匿名OKです)
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