でもこれは医学では疾患とされています。不妊症の定義は、「健康な男女が子供を望んで性行為を行っているにもかかわらず、2年以上赤ちゃんができない」となっております。
基本的に正常な男女がその性周期に合わせて性行為を行った場合、その子供ができる確率は25%程度といわれております。この数字が高いか低いかはその人なりの判断ですが、意外と低いものだなあという方が多いようです。でもその確率で2年間できないとなると、ちょっとどこかに問題があるのかな?と考えるわけです。
さて、じゃあ病院に行こうかとなるのですが、どのような病院に行ってどうすればいいのか?初めての人はなかなか分からないものです。病院はできる限り、不妊を専門で行っている病院がベストです。一般病院で不妊外来を標榜していても実際には専門として勉強をしたことのない先生もおられることがあるからです。
まず不妊症の検査の場合は夫婦で行くようにするのが効率的です。不妊症の原因は男女共に同じくらいの確率があります。男性の方の原因が2~3割、女性の方の原因が2~3割、そして原因不明のものや、両方の原因が重なるものがその残りとなります。だからできるなら1度に夫婦両方を調べてもらって正確な原因究明を行うのが1番早道といえるでしょう。
でも男性の場合は産婦人科に妻と一緒とはいえ、行くのは少し気がひけるところでしょう。その辺は夫婦よく話し合って納得の上行く事が大事だと思います。もしどうしても産婦人科への受診が恥ずかしい場合は泌尿器科でも男性不妊を行っている医療機関がありますので、そちらを受診されるのがいいかと思います。
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