(1)と(3)のパターンのクリニック・病院は言わなくてもわかりますが、とにかく患者さんの負担が少ない選択肢から徐々にステップアップしてきます。
それから以前、病院を見分ける方法を書いておりますのでそちらも見て欲しいのですが、それに付け加えて言えることは自分自身やドクターが非常に明確な理由を持っていてART(体外受精)を急ぐことを薦める場合を除いて、6ヶ月以内に体外受精や顕微授精を薦められたら(2)のパターンの病院です。
(2)のパターンの病院・クリニックの場合、自分ではこのように治療したいと他の治療法を希望しても「ART(体外受精)が一番早くて、妊娠率が良いという説明」がなされますから、その時にはきちんとドクターとお話をして自分の治療方針の希望を伝え、話し合うべきです。もしそこで意見が違うようならお互いのために病院を変えるべきでしょう。
まとめ
最近、テレビやラジオや雑誌での不妊の特集で「早めの体外受精」が不妊治療の救世主だというような記事を見かけることが多くなりました。しかし、実際のところ適応になる人というのはそんなに数の多いものではないですし、わざわざそんな提灯記事に乗る必要性はないと思います。今の世の中は確かに不妊の原因になるようなことが多いですが、だからといって即席で体外受精による子供作りをするということはどうもおかしいのではないかと感じています。
しかし、難治性の不妊治療においてはARTや体外受精に特化したクリニックが必要なケースがあります。その場合は出来るだけ通院した方の話や情報を探されると良いかと思います。来年、このサイトでも読者からの推薦によるART専門クリニックに本格的に訪問取材をする予定です。そこでまた色々な事が明らかになると思います。
色々な意見を総合するとまずは「不妊治療において何故、不妊になったのか?それは自分達夫婦の身体や精神や環境の異常と判断してまずは身体作りや生活の環境作り」が大事という声が聞こえてくるのですがいかがでしょうか?そのような基本的な環境整備が整っていないとせっかく生まれてきた赤ちゃんのための環境も整えられないということにも結びつくからです。どっしりと腰をすえて納得の行く着実な治療と良い生活習慣作りに心がけてくださいね。
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