H氏を襲った成田EDの解説
タバコはEDの大きな原因の一つです。 |
一昔前、我々の親の50~60代の世代では、婚前交渉は少なかった事はご存知だと思います。今では考えられないことかもしれませんが、この世代は結婚するまで処女であることにとても価値があったのです。
だから結婚をするというのはSEXフリーになるということで、とても興奮したと言います。禁欲状態から突然解放されるので、結婚後は3ヶ月以内に妊娠する人が多かったと言います。
しかし現在は、婚前交渉は当たり前ですし、逆に結婚してからSEXをするのは子供を作るためという義務感が生まれてしまうこともあります。いつでもできるからそんなにガツガツしなくてよい心理的状況もあります。
結婚する年齢が晩婚化して、性欲の落ち着きや仕事多忙化も関係し、SEX数低下に拍車をかけているような気がします。
性衝動(リビドー)とは不思議なものでいつもOKという状況になると生まれないものなのかなと思います。限定された状況が大きな衝動を起こすのではないかと思うのです。
今はバイアグラをはじめ、3種類のED治療薬があります。 |
また、もう1つあげるとすれば結婚は女性にとっては妊娠出産の準備と言え、そこに意識が向かう分、無意識に男性にプレッシャーをかけてしまうこともあるわけです。
それまでまったく大丈夫でも、今回のケースのように仕事が忙しくてストレスが増えている状況や、EDになりやすい状況である時に、そのトリガーを引いてしまうことがあるということです。
男にとってEDは男の沽券に関わる大事な部分です。プライドを傷つけられるとどこまでも落ちてしまうことに結びつきます。今回のH氏が元気を失っていたのもそういうことなのではないかと考えられます。
次のページではアドバイスとその後の経緯をお話したいと思います。