妊娠に至るまでには多くのステップが必要です。女性側は排卵期で排卵して卵管采が卵子を確実にキャッチしないといけないし、男性は適正な数の精子を射精して精子を送り込まなければならない。

そして女性側はその精子を選別しつつも、優秀な精子は卵管膨大部に到着するようにして卵子と精子の出会いを演出しないといけないわけです。そして受精した卵子は2~3日かかって子宮内膜に戻ってきて着床する。着床した受精卵はその後、10ヶ月間育って赤ちゃんとして生まれるわけです。

ところがこの壮大なドラマのどこかに機能不全があると、妊娠まで至らないわけですね。その機能不全(女性側を中心に)についての解説とそれをどのように検査して知るのかを簡単に説明していきたいと思います。

不妊の10個の原因

PCO
原因は精子と卵子の関わるところすべてに存在しています。
1)排卵障害(PCO・内分泌不全)
ホルモンの異常により、卵子を排卵しない状態

2)キャッチアップ障害(卵管采不全)
卵子を卵管に取り込む卵管采が機能しない状態

3)卵管因子(卵管通過障害)
卵管が何かの原因で詰まっており、卵子が通れない状態

4)着床・内膜因子(子宮内膜症・黄体不全)
子宮内膜の異常や内膜を維持するためのホルモンを分泌する黄体の機能に異常がある状態

5)子宮頸管因子(CMの分泌不全)
精子の通り道である子宮頚管の機能が異常

6)子宮因子(子宮奇形)
子宮の形に奇形があること

7)セックスレス(EDなど)
性交渉がない状態

8)免疫因子(抗精子抗体等)
精子を異物と認識して免疫で攻撃する状態

9)男性因子(精子因子・ED・射精障害等)
精子が少なかったり、なかったり、運動率が低い状態

10)原因不明

分け方はドクターによって多少違いますが、上記のような原因が単独、もしくは複合で存在するために不妊となっているわけです。