不妊症/不妊の悩み・メンタルケア

ピアカウンセラーってなあに?(2ページ目)

今回はピアカウンセラーについてもっと詳しく教えて頂くためにインタビューをさせて頂きました。

執筆者:池上 文尋

fine
ワークショップの様子です
―――受講後、どのような活動をされたり、その知識を活かされていますか?

NPO法人Fineが主催する各種のわかちあいの会の実施や、電話相談、個人面接カウンセリングなどを行っています。またこの他にも、お声掛けに応じて、不妊体験者としての体験談発表、医療施設の患者会の司会など、幅広い活動を行っています。

―――期間と費用はどれくらいかかりますか?
1年間で15万円(Fine正会員の場合)~です。

―――受講生の受講後の感想の事例を教えてください。

Aさん)

私が受講のために得られたものは、1年間勉強を続けてカンセラーに認定していただけたという達成感です。また、ともに学んだ同期生、それぞれが違った体験をしているにも関わらず、ピアとしてお互いを認めあえる友人ができた事は素敵なことだと思っています。

Bさん)

「不妊」に対象を絞った講義内容と講師陣の熱心な指導により、生殖医療(不妊治療)や生殖心理について、みっちり学ぶことができて、とても充実していました。

また、ロールプレイ実習などを通してカウンセリングの実際を体験できたことは、自分自身の、不妊に対する思いやカウンセリングに対する「気づき」もあり、大きな力になりました。それと講座を通して、多くの「仲間」と知り合えたこと。(仲間から学べることも多いです)

1年間を通して受講を継続できたことは、家族の協力も不可欠でした。
受講を理解してくれた家族にも感謝しています。

fine
メイン講師の平山先生です。

Cさん)

受講に際しては、将来的に人の役に立てるようになれるかもしれないという期待と、もう一つは、自分の中で不妊治療をあきらめるきっかけにしたかったというのがありました。

また1年間勉強しただけで、収入につながるならば「とてもお得! と考えましたが、資格が取れる、と言ってもその資格がどれほど通用するものなのか、つまりFineの知名度がどれくらいなのか、そのあたりは不安のままでした。また受講半ばころに、Fineや協会が主催するものはほとんどが関東圏での開催であると知り、地方在住者には無駄だと思った時もありました。

けれど、その後は勉強することが面白くなり、1年間続けることができました。最終的には、個人の資質とやる気次第ではなんとかなる、その気になれば、自身で活動の場は作ってゆけるものと、今後についても期待は膨らみます。

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